【本日更新】moonbow journey 005 『インターステラー』

本日更新しました。
映画のストーリーにあわせて上映場所を変えてゆく、移動式映画館moonbow cinemaの着想から今日に至るまでを追う連載「moonbow journey」、第5回は『インターステラー』。
moonbow cinema構想段階から、『インターステラー』上映のアイディアを温めていたというみづきさん、第1回の開催を経験して、第2回でいよいよ実現にとりかかります。宇宙を舞台にした物語のために選ばれた場所とは?
moonbow cinemaの存在を知って、初めてサイトを拝見した時、トップ画面のこの写真が目に飛び込んできて、こんな場所で『インターステラー』が観られるなんて、なんて素敵なことを考える人なのだろう!と思いました。
クリストファー・ノーラン監督の映画製作はとてもアナログ。この時代にフィルムで撮影、CGも使わないのだとか。そんな監督に敬意を表して東京でも幾つかの映画館で『インターステラー』はフィルムで上映されました。ロードショーで観た後、名画座でもう一度映画をつかまえた時、フィルムが少し劣化していて画面がざらついているところもあり、はるばる宇宙に向かった主人公のように、みんなを熱狂させたこの映画もまた、あちこちの映画館を移動してきたんだな…と思いました。引きのばして粒子が少し荒くなったトップ画面の写真のざらつきが、フィルムで観た2度目の『インターステラー』のようで、あらためて素敵な映画に出会えた歓びが蘇りました。新作「ダンケルク」も待ち遠しい!
秋の初日、映画の秋。それではどうぞ、お楽しみください!
銀座→新橋

仕事をさっと切り上げて、銀座へ。Apple Store Ginzaで、是枝監督と脚本家の坂元裕二さんのトーク。あれこれメモしたので後ほどまとめます。観る予定じゃなかった是枝監督の新作、俄然観たくなった。広瀬すずちゃんも出るって初めて知ったし。
夜の銀座をブラブラと新橋方面へ。資生堂パーラーの壁面にゴージャスなペンギンがいた。ちょっとちょっとペンギン、ずいぶん高級そうなもの飲んでるじゃないのさ!

新橋駅前ビル1号館へ。館内mapが古いSF映画みたいな情緒。丸の内で働く友だちに連れてきてもらって以来、新橋駅前ビル好き。私は一軒めは「餃子屋とん吉」によく行きます。ハイボール飲みながら札幌在住の友だちの到着を待つ。

餃子を食べ、はしごしてお酒を飲んでおしゃべり。友だちからプレゼントしてもらったPilot Kakunoは、薄いゴールドでCinema Studio 28 Tokyoの名入れがしてある!28グッズ!手土産にペンギンアイテムはあるかしら?と文具屋に行ってみたら、名入れイベントをしていたのだそう。Pilot Kakuno、愛用しており、ニブ太めのグレーの軸のを紛失したのか今週見当たらなくて、新しいの透明軸で買おうかな?って思っていたところだったの。テレパシーって札幌まではるばる伝わるのね。
友だちは札幌で、お兄さんと「天ぷら こばし」という天ぷら屋さんを営んでいます。出張や旅行で札幌に行くたびに伺っていろいろ美味しいものいただいた思い出…。なんと、NY TIMESに載ったのだとか!掲載されたことで、海外からのお客様がぐっと増えたのだそう。28読者のみなさま、札幌に行かれる際は美味しい天ぷらを是非…!
NY Times 36 hours in Sapporo
https://www.nytimes.com/interactive/2017/03/09/travel/what-to-do-36-hours-in-sapporo-japan.html?_r=0
天ぷら こばし
http://www.geocities.jp/tenpurakobashi/
そしてちょっと前にチェックしていた北海道の大黒座という映画館、友だちは行ったことあるそうで、家族で経営していて、看板猫がいるんだって。いつか行って、映画を観て、猫を撫でまわしたいわ。
CAFE GARBO

いただいた原稿を読み、取り上げられている映画、観たことがあるけれど記憶が薄い。再見していろいろ確認したり、思い出したりしたいと思ったけれど、DVDも廃盤になり、レンタルでも出回っていない観るのが難しい映画なのだった。「牯嶺街少年殺人
観ることが叶わないから、シナリオを読んで映画を思い出すなんて、この時代になんて古めかしいことをしているんだろう。むしろロマンティック。貪るように映画を観始めた時、東京に比べ京都で観られる本数は限られていたし、レンタルも今ほどタイトル数はなく、観たい映画がソフト化されているとも限らなかったから、私に残された数少ない手段のひとつは、学校の図書館にある、誰も借りた気配のないピカピカの世界/日本映画シナリオ集のようなタイトルの分厚い本を借り、監督、スタッフ、俳優の名前を確認し、シナリオを読みながら頭の中で映画を上映することだった。涙ぐましい健闘っぷり、なんという飢餓状態。あの時、勝手に脳内上映した映画のいくつかは、未だに実物を観ていない。酷い妄想癖はあの時、鍛えられたようにも思う。
いつでも観たい映画がすぐ観られるって、なんて素晴らしいの。そして、なんてつまらないの。いつか観られますようにと願った時から、映画との蜜月はもう始まっている。人とだって、会えない時間が愛育てることってあるでしょう。
話を戻して。パンフレットの広告に、CAFE GARBOというのがあって。

ガルボに会える。ガルボで会える。
1920〜30年代、ハリウッドに君臨した大女優”グレタ・ガルボ”を知っていますか?その理知的な美貌と、研ぎすまされた感性は、今だに伝説として語り継がれている程。現代を生きるあなたにも、そんなガルボになってもらえるひと時をと誕生したのがCAFE GARBOです。映画の街日比谷にて、昼下がりの息ぬきをコーヒーで、映画の心地よい余韻を軽い食事などで楽しんで…。あなたも主人公になってください。
ガルボに会えるだけじゃなく、ガルボになれるんです。これは96年発行のパンフレット。インターネット普及前夜のこういう、ずいぶん大きく出たね!って大胆さを讃えたくなるコピー、素敵です。ガルボになれるってことはニノチカになってルビッチに演出もされる…うっとり…。

そんなガルボのメニューがこちら。やっぱり「伯爵夫人のババロア ¥1,000」かしら。大きく出なきゃ。
CAFE GARBOは、日比谷シャンテの1階に存在した店なんだなぁ、と知ると同時に、シャンテで映画を観ることもタイムリミットが迫っていることを思い出し、急速に寂しくなった。
近代化

最近、映画を見逃すことが増えているので、絶対観ると決めた映画はオンライン予約し、他に何があろうと行かねばならぬって自分を追い詰めることにした。ずいぶん久しぶりのユーロスペース、オンライン予約ができるようになった。「この世界の片隅に」を上映してみて、どっと観客が押し寄せ、ミニシアターがいかに非近代的かを痛感したから…という理由を何かで読んだ。柔軟な対応!しかしサイトから、座席指定、クレジット決済してという一連の流れが、え?私、行くのユーロスペースよね?あのユーロよね?と戸惑いを生んだけれど、そのうち慣れて便利に使うだろう。
けれどTOHOシネマズにあるような、ずらっと発券機が並ぶクールな風景をイメージして行ったら、テーブルにぽんと2台発券機が並べてあるだけ。選挙の日、近所の体育館に行ったら仮設っぽく投票所がしつらえてある感じに似ており、シンプルなルックスにたいへん和みました。
「ロスト・イン・パリ」、夏の終わりに観るのにぴったりの映画!
moonbow cinema

本日、moonbow cinema第7回上映会へ。会場は駒込La Grotte。上映後、外に出て改めてまじまじ眺めてみると外観もレトロで味のあるビルだった。

中は1階と、面積1/3ほどの小さな2階があり、天井が高い。窮屈ではないけれど穴蔵に篭っているようでもあり、今回上映された「月に囚われた男」の主人公・サムが暮らす月面基地の住居兼仕事場に自分もいるような感覚に。

2階にはピアノも!映画の上映以外に、どんなふうに活用されている場所なのか興味むくむく…。

この会場に似合う映画として選ばれたのは2009年のイギリス映画「月に囚われた男」。タイトルとビジュアルから気になっていたけれど、初見。ダンカン・ジョーンズ監督はデヴィッド・ボウイの息子さん!って、上映後のみづきさんの解説でようやく知って驚き。あんまり似てない!
月で働く男を主人公とした近未来SFだけれど、お金をたっぷり使った派手な宇宙ものとは趣がずいぶん違い、低予算っぷりが滲むシンプル質素なつくりで、映画の描くテーマも相まって物哀しさを醸し出していた。CGなど存在しない時代に知恵を絞って一生懸命近未来感を演出した古いSFが好きで(合成ばりばりがキュートなトリュフォー「華氏451」とか、どう見てもパリなのに未来都市と強引に言い放つゴダール「アルファヴィル」とか)、それに似た手触り。人工知能ガーティ(声はケヴィン・スペイシー!)は人情味のあるいいやつだったけれど、フロント部分にあるパネルに顔のマークで気分が映されるのはちょっと蛇足では…?宇宙で頑張るロボット系、表情は同じで無機質、声色や仕草で喜怒哀楽がわかる設定の方が好みだな…。

駒込、自宅から区の100円バスで行けるぐらい近場だけれど、初めて行った。富士登山翌日の筋肉痛がなければ歩いて行ける距離だった。静かで落ち着いた住宅街。映画はいつも私を見知らぬ街へ連れて行ってくれます。
今回も楽しませていただきました!次回は来年1月ごろの開催を予定しているそうです。
moonbow cinemaはこちら。
みづきさんの連載「moonbow journey」はarchivesからどうぞ!
https://cinemastudio28.tokyo/archives
バスルームの活用法

台北の中山堂広場で、あまりに天気が良くて撮った写真、青いオーブ?が写り込んでる。今年写真を撮ると時々写るなぁ。
りえこさんのCinema on the planet 004 / The Silent Movie Theatre(こちら)を読んでいて、お!と思ったのは、初代館主が自宅のバスルームでフィルムの修復作業をした、というくだり。似たエピソード、どこかで目にしたような…。アンリ・ラングロワ!
アンリ・ラングロワはシネマテーク・フランセーズ創設者で、ヌーヴェルヴァーグの父とも呼ばれる人物。私費を投じてフィルム収集を始めた頃、自宅のバスタブに保管していたって何かで読んだっけ(日本語wikiにもありました こちら)。流れでシネマーテーク・フランセーズのwikiも読んでみたら(こちら)、まだシネマテークの建物、映画の上映場所がない初期、アンリ・ラングロワのバスルームで上映会が開かれていた…と書いてあって驚き。バスルームなんて湿気が多そうで、フィルム保管に最も向かなさそうなのに?それともバスタブもシャワーも使わなくて、余剰の部屋だったということかしら。バスルーム上映会の資料写真など、あるのならいつか見られますように。
それにしてもフィルムの守り神はバスルーム有効活用の方法を知っている。映画はバスルームで守られる…?!
【本日更新】Cinema on the planet 004 / The Silent Movie Theatre(home of The Cinefamily)

本日更新しました。
映画にまつわる場所を巡るリレー連載「Cinema on the planet」第4回は、L.A.支部 りえこさんによるThe Silent Movie Theatre(home of The Cinefamily)のご紹介です。
りえこさんは普段からこの映画館の会員で、頻繁に通っている様子をinstagramで眺めていたのですが、詳しくお話を伺ってみると、ハリウッド映画も真っ青のドラマティックな歴史がありました。ほんと、現実って時々、映画以上に映画みたい。
りえこさんが客席から撮影した2016年のアンナ・カリーナの短い動画もあります。アンナ・カリーナ、期待を裏切らず赤を着ていて、メイクやヘアスタイルが50年代から変わっていない…??このトーク、動画で一瞬映るキャスケットをかぶった聞き役の女性もブリ―・ラーソン(Brie Larson/「ルーム」でオスカーを獲った女優)とハリウッドお膝元ならではの豪華さなのです。
それではどうぞ、お楽しみください!
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