格言

6月からホン・サンス月間スタート。映画館にポスターが飾られ、チラシが置かれ、宣伝にも力を入れているのか、女性誌にホン・サンス&キム・ミニは噂のおしゃれカップル、4本はどれも愛についての映画で、ホン・サンスの映画から愛や人生を学びましょう的トーンで取り上げられている。名刺サイズのカードも裏返すと、このとおり。
なんというか、ホン・サンスの映画の魅力って、こんな耳障りだけ良い格言めいた何かの真逆にあるものだと思っているので、目にするたびに居心地が悪い。
この読み応えあるインタビューが好きで、
http://www.outsideintokyo.jp/j/interview/hongsangsoo/05.html
特に好きな箇所は、映画について
「我々がこういう風に生きれば幸福になれますよというメッセージが込められていると思うんです。でもよく考えてみると、私たちはそういう映画の中のメッセージを使っても、なかなか幸福になれないじゃないですか(笑)」
という部分です。愛の物語にいくら触れても、まるで愛の巧者になれないパラドクスこそ、ホン・サンスらしさというか…。
こんな風に宣伝されなくてもホン・サンスであればどんな映画でも観るので、私には宣伝効果がないとして、この宣伝で素敵な恋愛映画を観る気分で初めてホン・サンスに触れる人が、煙に巻かれてポカーンとするの、ちょっと観てみたいような。
1本目は『それから』。6/9より。
http://crest-inter.co.jp/sorekara/
Heaven is still far away

ベッドの上でmac book air theater!眠る前に観る濱口映画。贅沢。
濱口竜介監督の短篇『天国はまだ遠い』、間もなく無料公開が終わる。未見の方は是非。英語字幕つき。英題はHeaven is still far away.
岡部尚さん演じる男がカメラの前に座って、ふっと女子高生に切り替わる瞬間。監督はどこまでも『カメラの前で演じること』に興味がある人なんだなぁ。小川あんさんという女優さんは、また他の濱口映画でも観てみたい。目だけ別の生き物のような演技。フレームから外れる抱擁。

ふたりがベッドで、親亀子亀の姿勢で漫画を読むのが好きだった。
天国はまだ遠い

日記が現実に追いついた。肌寒くて目が覚め、iPhoneを見たら、是枝裕和監督がパルムドールを受賞していた。ケイト・ブランシェットと並ぶ姿に興奮。
是枝監督の映画、キャスト次第で観たり観なかったりだけれど、安藤サクラに松岡茉優、これは観なきゃ。何年か前、フランス映画祭でウニー・ルコント監督『めぐりあう日』の回、入場しようと並んでいたら、隣に是枝監督がいらしたことがあった。お一人で観客として観にいらしていた。『めぐりあう日』は家族の物語で、その年の映画祭のラインナップでも、とりわけ是枝監督的な作風の映画だったので妙に印象に残っている。東京にいると是枝監督のトークを聞く機会も多いけれど、これは世界の映画好きに羨ましがられるような贅沢な環境なのかも。
濱口竜介監督『寝ても覚めても』は無冠だったけれど、公開が楽しみです。タイミングのいいことに、濱口監督の中編『天国はまだ遠い』が、こちらのサイトで5/24までの期間限定、無料で観られます。英語字幕つき。38分。
映画の紹介はこちらに。主演の岡部尚さん、濱口作品の常連俳優で、特に『PASSION』での彼が好き。
ZOZOSUIT

近未来を手に。発売日に注文したZOZOSUITが届いた。ポスト投函されていた。まだ着ていない。デニム注文してみようかなぁ。
仕様が変わって水玉柄になったことで、モーションキャプチャー用スーツみたいになった。『ホーリーモータース』のドニ・ラヴァンコスプレ用途でも活用可能。『シン・ゴジラ』のメイキングで観たモーションキャプチャースーツで動く野村萬斎の真似っこもできる。
Cinema memo : BURNING

カンヌの港を背景にしたフォトコールの写真、暖かい街特有の光が綺麗で、どの俳優も監督も他の写真で観るよりさらに美しく見える。
コンペの選出作品を知った時はピンとこなかったけれど、韓国のイ・チャンドン監督『BURNING』、村上春樹『納屋を焼く』の映画化なのだなぁ。読んだのが昔すぎてあらすじも覚えていない。これは日本で公開されそう。
お?と思ったのは、記者会見でメガネをかけてる俳優、素敵じゃない?と思ったから。流暢な英語を話すと思ったら生まれは韓国だけれど、育ちはアメリカ、ドラマ『ウォーキング・デッド』でブレイクしたらしい。スティーヴン・ユァン。ドラマを観る時間はなかなか作れなさそうだから、ひとまず出演しているという映画『オクジャ』を観ようと思う。
Cinema memo : Cold War

今週はずっと、時間に隙間ができるとカンヌ映画祭公式youtubeをチェックしていた。
日本で公開されるかわからないし、公開されても覚えているかわからないし、まるでトーンの違う邦題が与えられて見過ごす可能性も高いけれど、カンヌのコンペで観たいと思ったものをメモして未来の私に申し送り。
ポーランドのパヴェウ・パフリコフスキ監督。名前は覚えていなかったけれど(複雑で覚えられない…)、『イーダ』の監督と知って俄然観たくなった。『イーダ』同様、とても端正な映像。
https://www.festival-cannes.com/en/festival/films/zimna-wojna-cold-war
『イーダ』はこちら
http://mermaidfilms.co.jp/ida/
監督インタビュー
https://www.cinematoday.jp/news/N0100762
「現代は、皆すごく気が散っているから。人々は常に携帯を見ていて、たくさんのイメージと情報に囲まれていて、雑音だらけ。そんな時代に、自分たち以外の世界は存在しないと思うような恋に落ちる人を想像するのはすごく難しい。本作で描いた時代は、人生はもっとドラマチックだった。だから僕は昔のことを描いてしまうのだと思う。雑音のない世界へのノスタルジアなんだ」
記者会見

5月の東京。視界がマグリットの絵だった。
カンヌでの『寝ても覚めても』の記者会見、聞き応えがあって何度も再生しちゃう。LIVE配信された後、翌日にはyoutubeにアップされるの、ありがたい。日本のメディアの記者の質問が多かったので、願わくば海外の方の感想をもっと聞きたくもあったけれど、印象的な箇所をピックアップして書こうとして、全部になりそうだからやめた。唐田えりかさんはフレッシュ(ドレスはsacai)、東出くんは通訳にも配慮した簡潔な話し方でクレバーな人だ。増村保造のショットについて語る濱口監督など。
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