夏の記憶

季節行事には疎目ながら今日は、偶然お昼に寿司を食べ、偶然、雛人形のパッケージの羊羹をいただいたので図らずして佳き雛祭り。強風に春の成分が混じってそわそわする。一番好きな季節は夏だから、春は夏の前哨戦の位置付け。
テレビで日本アカデミー賞をちらちら見て、「シン・ゴジラ」がたくさん受賞して嬉しい。IMAXで観た後にMX4Dで2度目を観たり、蒲田のゴジラ湯に行ったり、「シン・ゴジラ」に2016年の夏が付着している。DVDもうすぐ出るから、何度もレンタルして観そう。
日本アカデミー賞、宮崎あおいさんのドレスが素敵だった。黒木華さんも、髪型が謎めいていたけれど、ドレスは好みだった。彼女の過去のドレスも好きだった。いつもアクセサリー控えめでフレッシュ。
珍事

「LA LA LAND」、ダミアン・チャゼル監督が影響を受けたと何かで読んだ、鈴木清順監督「東京流れ者」、日活時代の映画の記憶が混じりあってるのでうまく思い出せなかったけれど、書籍に画像があった。これかあ!確かに「LA LA LAND」のあのシーンっぽい。
全盛期の大映映画を観ていると、よくぞこれだけ短いシーンに、大袈裟な前衛的セットを組んで撮ったなぁ…と驚いたり呆れたり、大映も倒産するはずだね!と納得したりすることが時々あるけれど、「LA LA LAND」、ちょっとそんな大映っぽさもあった。よくぞ!と呆れる感じが似ていた。
オスカーの結果をちらちらチェックしていたのだけれど、最後の最後、作品賞の発表でのミス、あんなことって現実に起きるんだなぁ。スピーチしていたプロデューサーの男性が事態を飲み込み、すぐ「ムーンライト」組をステージに呼び、賛辞を送る機転と気遣いが素晴らしかった。世紀のミスに巻き込まれ、混乱を制する紳士的態度。小憎いわぁ。それでこそプロデューサーやわぁ。「LA LA LAND」をもう一度早く観たいし、ハプニングの前よりも「ムーンライト」もぐぐっと楽しみに。
Monroe collection

私のモンロー・コレクション。ポストカード2枚目いただきました。ありがとうございます。かわいいなー!明日はオスカー・ナイトよ♡って言ってるモンローです、きっと。
この週末、LA LA LANDのオープニングの曲「Another day of sun」100回は聴いた。あの曲が一番好きかもしれない。そして、映画を観た後だと、Golden GlobeオープニングのLA LA LANDパロディ、楽しく観られるね。
初日、IMAX

LA LA LAND!!!!!!
初日、IMAXで早速観てきた。素晴らしい!ミュージカルって最近のだと、ブロードウェイの有名作の映画化だったりが多かったけれど、まさか2017年、新作ミュージカルが観られるなんて、もうこの映画の存在自体が夢のよう。
生きることを助けてくれるフィクション。感想はしばらくしたら出てくるはず。
TOHOシネマズ新宿、IMAX上映は嬉しいけれど、余韻に包まれて外に出たら歌舞伎町。胸ぐら掴まれて一気に世俗に引き戻される感。2度目は六本木か日比谷で観よう…。
<号外>ホン・サンス・ニュース

眠って起きたら、ホン・サンス新作「On the beach at night alone」、主演のキム・ミニがベルリンで女優賞!観たい!これで日本での公開に弾みがついてほしい!
ホン・サンス&キム・ミニといえば、「今は正しくあの時は間違い」での監督&女優コンビであり、去年の年明けから韓国でその不倫騒動がゴシップ欄を賑わしたそうで。その時期、私の日記に「ホン・サンス キム・ミニ」で検索をかけて辿り着いたらしき人がちらほらいて、あの映画、配給決まったのかな?また観たいナーなど、呑気に考えてたら、事情が違ったらしい。
監督、私生活が見えない人だったので、妻子がいることも騒動で初めて知った。他人の色恋に自分の倫理を振りかざしてあれこれ言うのは野暮だから、ファンとしては良い映画が続々とまた生まれるといいなぁ…程度の感想しかない(思い余ったホン・サンスが心中!などのほうが、新作を期待できなくなって困る)けれど、お?!と思ったのは、家に残された監督の日記に、赤裸々な心情が綴られていたという点。
「自由が丘で」公開時、東京藝大で開催された監督の講義を聴講した際、主演の加瀬亮さんが飛び入り参加して、脚本は撮影日の朝に配られ、直前まで監督は書いているけれど、簡単なメモ、プロットだけというものではなく、きちんとセリフも書かれており、こんなに美しい脚本は今まで見たことがない、というものだったとおっしゃっていたのが印象的で、日々更新される美しい脚本…読みたい!と思った心が、ゴシップにおいては「事実はどうでもいいけれど、日記…読みたい!」との願いを生んだ。日記でもありホン・サンス映画の脚本のような文章なんじゃないかしら。
昨年の東京国際映画祭では「あなた自身とあなたのこと」を無事鑑賞。キム・ミニ主演ではないものの、これまでの映画とのトーンの違いを感じた。ホン・サンス映画って、何故そうなるの?と、男性側にとって都合がいい展開のものが多かった印象だけれど(例えば「次の朝は他人」のラスト。いよいよ二人の関係が始まるのかと思えば、男が「これから一人で強く生きていくんだぞ!」と言い、女が唖然とするかと思えば「ええ…わかったわ…!」と全面同意していて、観てるこちらがむしろ唖然)、「あなた自身とあなたのこと」は、謎めいた女に男性がメロメロ翻弄される映画だった。そのメロメロ度合は、こんなの大画面で見せられてどんな顔して見ればいいの?と当惑するレベル、付き合い始めの男女のベッドの中の睦言レベルに犬も喰わない、メロメロとろとろしたもので、ゴシップがどこまでどうなのか知らないけれど、ホン・サンスはすっかり恋をしており、すべてを投げ打ってでもあなたと共にという熱さで、私生活が作品にそっくり出る人なのかな…と、妄想した。私生活で何があろうと作風は変化しない人もいるだろうけれど、私はこれぐらい素直に変化する人の方が信用できる。そして新作は家庭のある映画監督と不倫関係になる女優の物語らしい。
見た目もずいぶん変化。私が聴講した際のホン・サンス(こちら)は、可愛い熊のような風貌で、着るものに気をつかっているふうでもなかったけれど、最近のホン・サンスといえば、こんなことになっている(こちら)!痩せ、髪を切り、なんだか色っぽくなって…ちょっと奥田瑛二みたい。
可愛い熊だった頃の監督を懐かしく、全身GAPみたいな感じだったのにね、と思い出してみると、「ラブ・アゲイン」でライアン・ゴズリングが、中年男を見た目から変えていくレッスンの際、GAPでいいや…と尻ごみされ、「be better than GAP!」とハッパかけるシーンをまざまざと思い出した。恋に目覚めたおじさまが変化する時、GAPを捨てて奥田瑛二化するというルートがあることを、ホン・サンスは教えてくれる。
ホン・サンス・ニュース

なかなか2016Bestの続きが書けぬところですが、ホン・サンス・ニュースのお時間です。
ベルリンで新作が公開されたと矢田部氏のブログで知る。
http://s.cinemacafe.net/article/2017/02/17/47156.html
観たい!けれど、ここ数作は配給されていないから、どうかしら。東京国際ででも無事に観られるといいのだけれど。
2015年の映画祭でかかった「今は正しくあの時は間違い」(写真の映画)も、キム・ミニ主演で配給されていないけれど、カイエ週間(こちら)でかかるもよう。配給もソフト化も難しそうなら、もう一度観に行こうかな。愛ゆえに美しく撮られた、ということかもしれないけれど、「今は正しくあの時は間違い」でのキム・ミニはホン・サンスのヒロイン史上最も色っぽかったと思う。
珍事

写真と本文は関係ありません。
friday night cinemaとして、ようやく「ネオン・デーモン」を観た。六本木でかかってるの見逃し続け、気がつけば遅い時間、小さなスクリーンしかなくなって、ぬぬぬ…と思っていたら、シネマート新宿に流れ、大きい方のスクリーン1でかかるっていうじゃないの。
この映画、しばらく前、Los Angeles支部りえこさんのインスタで、「映画の最後の方、目玉が出てくるシーンで隣の女の子が痴漢にあうという事件が勃発。すごく変な夜に…」と書かれていて、そんなことってあるんだね…と驚いて読んでいたのだけれど、
今夜、いつものごとく前方の通路側に座ると、通路挟んで向こうは、荷物の多いおじさん。映画が始まっても、むしゃむしゃパンを食べ続け、食べ終わったのか静かになったと思えば、轟音でいびきが響き始めた。
「ネオン・デーモン」、セリフは少なめ、映像と音楽が凝っており、いびきが似合う映画ではない(そんな映画はない)。片耳を指で押さえてしのぎながら、どこか別の席に移ろうかな…でも混んでるし…と、そわそわしていたら、シーンが切り替わり、一瞬無音になって、また別のシーンが始まった途端、私の5席ぐらい隣に座っていた男性が、バタバタっと私の前を、すみません!と横切り、寝ているおじさんの腕だか肩だかをバシッと叩いて起こし、また私の前を、すみません!と横切って席に戻っていった。
5席ほど離れた席でも、腹に据えかねるほど響き渡っていたのだね…。その後、おじさんはまたうつらうつらし、うっすらいびきも聞こえてきたけど、腹に据えかねるほどではなかった。というか、そんなに眠るならもう映画を観てないも同然だし、外に出ればいいのに、そういう選択肢はないのだね…。
LAでも新宿でも珍事に溢れた「ネオン・デーモン」、やっぱりスクリーンから漂う異様な妖気に客席があてられてしまうのかしら。引力…。
映画の感想はまた後日。シネマート新宿、今日で上映終わりかと思えば水曜まで続き、しかし土曜と月曜は休映という変則スケジュールのもよう。アクション大作!壮大なSF!という映画とはまた別の感覚で、大きなスクリーンが似合う映画だった。
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