師走の足音
気温がぐっと下がって、12月の予定がどんどん埋まる。年始に京都で食べた蒸し寿司、お寿司、蒸して美味しいのかな?って思ってたけれど、これが美味しかった。暖かいものを身体が欲していて、冬だなぁ。
12月の映画館の番組もチラホラ出始め、早稲田松竹の「軽蔑」「フェイシズ」の組み合わせ、最高!
http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/schedule.html
これで決まりだな、と思っていたけれど、シネマヴェーラの年末年始は毎年クラシック映画…と調べてみたら、今年はヒッチコックだった。こちらも捨てがたい。未見だけれどラインナップにある「ふしだらな女(1928年)」ってノエル・カワードの舞台の映画化なのか。ルビッチ「生活の設計」もノエル・カワードの舞台の映画化なので気になるけれど、あらすじの「アル中夫から不倫を疑われ離婚訴訟に敗訴した女性が、傷心旅行中にイギリスの御曹司から求婚され…。 世間から“ふしだらな女”の烙印を押されたヒロインの涙にぬれたクローズ・アップが痛ましい」って、ルビッチだったらコメディにしそうな設定で、「痛ましいヒロイン」なんて逆立ちしても描かなさそうなものを、ヒッチコックだからまるで違う映画になるんだろうなぁ。あまり良い気分にはならなさそうだけれど、怖いもの観たさでちょっと観てみたい。
http://cinemavera.com/preview.php?no=199
去年の映画納めはシネマヴェーラで「教授と美女」、今年の映画初めは京都・立誠シネマで濱口竜介監督「THE DEPTH」だった。毎年、映画納め、映画初めは慎重に選んでいる。もう少し情報を集めてみようっと。
銀杏絨毯
古い写真からピックアップしていて、久しぶりに目にした去年の秋。というか初冬?東大本郷キャンパスの銀杏絨毯。趣ある校舎の建物と相まって、この世とは思えない視界を味わえるし、早朝から夜遅くまで誰でも入れるから銀杏散歩におすすめです。夜のほうが素敵かな。
毎年、秋から忙しさが加速してゆくので、山形の山頂で早めの秋気分を味わえて良かった。
フィルメックスは観たいチケットを無事確保。制作にまつわる往復書簡ブログも楽しみに読んでいた日仏共同監督の「泳ぎすぎた夜」、楽しみです。
http://filmex.net/2017/program/competition/fc09
11月
山形、映画祭エリアに出店していた店で買った、だだちゃ豆的コーヒー。
静養中、仕事でバタバタしておった。明日は東京国際映画祭も最終日。最後にグランプリ受賞作を観に行きます。
そしてリレーのようにフィルメックスの予約開始。一部、この後24時から。
ロードショーでは、トム・フォード新作と、
http://www.nocturnalanimals.jp/
サフディ兄弟「グッド・タイム」を楽しみにしている。
http://www.finefilms.co.jp/goodtime/
12月のメモ
目黒シネマの市川準特集を毎冬の楽しみにしている東京の映画好きは多いんじゃないかと思う。
去年はちょうど、このサイトの準備真っ只中で、ひたすら家に篭ってコード書いていたので目黒が遠く、泣く泣く見送った。一昨年は「トニー滝谷」を観た後、宮沢りえさんのトークを楽しみ、その日はトークのため併映の「つぐみ」が観られなくて、別の日にラスト1本で「つぐみ」だけ観るために再訪。つぐみが暮らす海辺の街の、潮の匂いが身体にまとわりつくような気がしながら、12月の東京、帰り道を歩いた記憶。
目黒シネマのtweet(こちら)によると、今年は観客が観たい映画を募りBest5を上映するリクエスト企画。ずいぶん前、私もサクッとweb投票したの思い出した。結果はこちらになったようです。
私が投票した「大阪物語」が1位で上映される!パチパチパチ!上位なのは、ソフト化されていなくて、ごくごく稀に映画館でかかる時しか観られないから、という理由もあるはず。私の血の4分の1は大阪で(父方の祖母が大阪の人。わりとコテコテの)、「大阪物語」を観ると自分の4分の1が大反応して血が煮える感じ。なんだかミヤコ蝶々の口調に、祖母を重ねてしまうのよね。なんでやろなぁ…ま、うどんはおいしいけどな。とにもかくにも我が心の、そして身体の中の大阪という街の印象にこれほど近い映画は他にない。市川準監督、東京の人なのにね。外の人ほどちゃんとよく見えるってことなのかな。12月、万難を配して久しぶりに観に行きます。
魔除け
引越したばかりの人から、新住所が送られてきたので、ふとデスクの上にあったカードを送った。新居のポストに届くデヴィッド・リンチ。どーん。魔除けに壁に貼った、と連絡がきて爆笑。
角川シネマ新宿でのデヴィッド・リンチ特集、2週間なので気をつけないと逃しそう。そろそろ、まず1本観ないと。
映画祭ラインナップ
去年の東京国際映画祭。ホン・サンスとエドワード・ヤンの並び。強い!
今年のラインナップ発表されました。
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/list.php
旧作が多い。今年は30周年の節目だから、過去、映画祭で上映された映画もメモリアルっぽくかかるらしい。その分、新作の本数が圧縮された気がして、おめでたいけどちょっと残念。真っ先に「ホン サンス」で検索したけれど、上映なし。台北で観ておいて良かった!フィルメックスという可能性もまだ残ってる。タイのナワポン監督も検索したけれど上映なし。観たいよー(タイに向かって叫び)!
矢田部さんのコンペ詳細紹介ブログがチケット発売までに更新されることを願いつつ、ざっと眺めて気になるのは…
コンペから。「グレイン」は、あらすじと写真が好み!未知の監督の映画は、写真とあらすじから野生の勘で選ぶのが当たりを引きやすい傾向にある。
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=9
「マリアンヌ」、俳優ギョーム・ガリエンヌは監督もするのね。
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=19
アジアの未来部門、タイ映画好きなので気になる。「現れた男」
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=45
ワールド・フォーカス、クレール・ドゥニによるジュリエット・ビノシュ!「レット・ザ・サンシャイン・イン」!
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=119
ワールド・フォーカス、確か矢田部さんのブログで読んで、観たいと持っていた中国のアニメ。「Have a Nice Day」
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=133
矢田部さんのブログ、この記事
http://www.cinemacafe.net/article/2017/02/18/47181.html
日本ですぐ配給されそうな有名俳優もの、有名監督ものはなるべくパス、日本映画も観たいけれど映画祭で見逃しても東京だと公開で観られるので優先順位を下げる…という例年のポリシーは今年も適用させ、今年何故か北米の映画が少ない気がするけれど、アメリカのインディーズ映画も他でなかなか見られないので、しっかりラインナップをチェックしておきたいところ。
以上、初見のざっくりメモ。
Cinema memo : 大映女優祭
ポストにKADOKAWAから封筒。以前、若尾文子映画祭のスタンプラリーに応募してから、特集上映のたびにチラシを送ってくれる。律儀。大映映画祭とデヴィッド・リンチ特集のチラシが入っていた。なんちゅう組み合わせ。最近、あまり古い映画を観たい気分ではないので、これぞ!というものだけ選んで観ることにしている。
今回のラインナップ、私にとっての目玉は京マチ子主演「夜の素顔」です。京マチ子VS浪花千栄子の濃すぎるキャットファイトを堪能する映画。浪花千栄子は何の映画に出ていてもその場をかっさらっていくけれど、「夜の素顔」がマイベストオブ浪花千栄子映画である理由は、浪花千栄子の演技を受けて立つのが京マチ子ってことだと思う。相手に不足がなさすぎます。
で、いつよ?と思ったら特集上映は12/9から。「夜の素顔」は年末年始あたり。ずいぶん早い忘年会の誘いをもらったような気分よ。
http://cinemakadokawa.jp/daiei75-joyu/
唐突だけれど、安室奈美恵さんの歌では「Sweet 19 Blues」が一番好き。あんなに19歳の女の子そのものの歌ってあるかしら。傑作青春映画が束になっても叶わない物語が数分の歌の中に詰まっていて、youtubeにある、彼女が歌いながら感極まって泣いてしまう動画を時折観て、いつも圧倒されていた。家族に事件があった年の紅白の「Respect the power of love」のパフォーマンスも素晴らしく、こちらも時々思い出して観てました。私のような、ひっそりとファン、という人もすごく多いんじゃないだろうか。
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