謹賀新年
Boogie!!
手土産を買いに行った銀座の年末。クリスマスのキラキラよりお正月より、年末に向かうこの数日が好き。ピリッと冷たい冬の空気に、白白とした春の光。
昨夜、シネマヴェーラ渋谷のハワード・ホークス特集より「教授と美女」で映画納め。バーバラ・スタンウィック目当て。冒頭、百科事典を編纂する女っ気のないおじさま教授軍団をメインとした数分を…早く…早くバーバラを…と念を送りながら見守っていたので、見事に引き締まったウェストと足首のバーバラが、歌って踊って登場した時は全細胞が沸き立った。ヒューヒュー!
映画も本当に見事で、この映画で納められて幸せな1年だったなぁ…。けれど、大晦日に長い文章書くなんて野暮よ?ということで、「教授と美女」より、バーバラ登場シーンを共有して年末のご挨拶といたします。
アンコール!アンコール!
Cinema Studio 28 Tokyoは来年より本格始動いたします。どの街の皆様も、よいお年をお迎えください…Boogie!!
前売り
年の瀬の買い物。来年3月公開の映画の前売りを、早くも購入。鬼よ笑え。
「牯嶺街少年殺人事件」の前売りを買える日が来るなんて!角川シネマ有楽町には、3/11公開とシールの貼られた大きなポスターも貼られていて…夢かしら⁇と何度も思った。
エドワード・ヤンのリアルタイム体験は「恋愛時代」からなので、「牯嶺街少年殺人事件」はスクリーンで観たことがなく、レンタルVHS(上下巻)で観たのみ。台湾に行けば観られるんじゃないか…と検索してみたり、パリでかかったと聞けば遠くから羨ましがったりすること幾星霜。
勢いで2枚購入したのは、誰かを誘う…わけではなくて、一度めは胸いっぱいのままエンドロールを迎えそうで、冷静に鑑賞できるのは二度めからだろう、と予測しているからです。
さまざまな28
12月初旬、開館準備に勤しむ頃、フランスから小包が。??…何か買い物した覚えはないけれど…と開けてみると、
28!!!
パリに住む友人から、お祝いに28にまつわる何かを、と探してくれたらしいナンバープレート。状態が良いので新品かと思えば、1940-50年代のパリのどこかの通りのナンバープレートとのこと。
12/28に無事開館できたら、部屋に取り付けることに決め、昨日無事取り付けたの図。パリでぼんやり着想を得たこともあって、とても嬉しい贈り物。
cinemastudio28.tokyoのドメインは、1/28に取得した。その日、ルビッチの誕生日だと知り、夜に慌てて取得。1年以内にサイトを立ち上げることを決めた。ルビッチの誕生日は1/29という説もあるのだけれど。
そして翻訳してくださった、りえこさんからの情報。巨大シネコンだったアメリカ、ミシガン州のStudio 28は閉館したけれど、カンザス州に現存するStudio 28があり、そちらもいかにもアメリカらしいシネコンとのこと。
https://www.amctheatres.com/movie-theatres/kansas-city/amc-studio-28-with-dine-in-theatres
訪れることはこの先もなさそうだけれど、同じ名前を持つ映画館として、共に邁進したいものです。
本日開館
Cinema Studio 28 Tokyoは、
インターネットを漂う、
東京にあるらしい、
あるかもしれない映画館
映画の121歳のお誕生日、12月28日、東京時間21:00、Cinema Studio 28 Tokyoオープンしました。
映画にまつわるwebサイト、webマガジンと説明するのが簡単だけど、小さな映画館を作ったつもり。映画館は映画がかかること以外に、「映画好きが集まる場所でもある」と意味づけ、映画を愛する人々が集まり、それぞれの視点から、好きな映画についておしゃべりする場所を、小さな映画館を守るように続けていきます。
開館のご挨拶をしておりますので、東京タワー上空の、黄色い小さなドアからどうぞお入りくださいませ。(Cinema on the planet 001 about”Cinema Studio 28″)
メンバーを紹介します。
デザインは、川畑あずささん。
私の本棚に何年も残る、中身はもうすっかり読んでしまっても佇まいが気に入って手元に残り続けている本が、ある1人のデザイナーが手がけたものであることに気づき、ファッションから絵本まで手がけるジャンルの広さ、また映画好きの気配がすることにも惹かれて、面識はないながら、お願いのメールを書きました。
頭の中にあるだけの、ふわふわもやもやした形のないCinema Studio 28 Tokyoについて長い会話を交わし、webデザインのあれこれもあっという間に理解いただき、言語化できないニュアンスもすっかり汲み取って、素敵な映画館を建ててくださいました。ここ数日の私といえば、リロードするたびに徐々に映画館が完成していくのを、ポカーンと指をくわえて「匠の技…あずさマジック…!」と眺めていただけです。
Los Angeles支部・日英翻訳は、りえこさん。
私が書くものを遠くで長らく読んでくださっていたりえこさんが、パリに旅行される際、いつか私が書いたモンマルトルのCinema Studio 28に行ってみたい、と連絡をくださったのがやりとりの始まりと記憶しています。今回、改めて写真を探してみて、私の撮った上映室内部の写真がピンボケで、その1枚はりえこさんが撮られたものをお借りしました。パリのCinema Studio 28が引き寄せた縁が、時間を経て、新たな形を結んだことに、この世の不思議を感じているところ。
映画館は誰にでも開かれた場所だから、世界中の人に遊びに来てもらいたいと思い、Cinema Studio 28 Tokyoは日英2カ国語で更新することを決め(私の日記以外…)、りえこさんには日英翻訳を担当いただきます。お仕事の後や休日、ハリウッドやLos Angelesのあちこちまで車を飛ばして映画を観に行く日々を送られていることもあり、アメリカの映画館、映画まわりのこと、これからたくさん紹介していただきます。
記事は不定期更新ですが、日記はdiaryページで毎日書きますので、どうぞ遊びにいらしてください。これから魅惑の!執筆陣が登場しますので、どうぞお楽しみに…!
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Mariko
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