オリムピック

大河ドラマ『いだてん』、楽しみでGoogleカレンダー、毎週日曜20時に「いだてん観る」って繰り返し設定。
志ん生パートで映る東京、日本橋に浅草、落語と東京東側の住人としてはご当地ものとして楽しい。タイトル映像で使われている東京の街並みの絵を描かれている山口晃さん、近所にお住まいのようで、私が時々行くケーキ屋がお気に入りらしい(記事)。
写真は去年11月頃、体調が回復したのが嬉しくて、仕事帰りに新宿まで歩いて映画を観に行った時。建設中のオリンピックスタジアムの脇を通過。
1週間の作業予定表。


『いだてん』タイトルバック、市川崑監督『東京オリンピック』の未使用映像が使われているらしい。
#いだてん のタイトルバックでは市川崑監督による公式記録映画『東京オリンピック』のために撮影されたフィルムのうち、映画本編では使用されなかった部分を今回初めて4K化して使用しています。中盤「1964 TOKYO」とテロップされている部分と、終盤の東京大会の開会式の部分がそれにあたります。
— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年1月10日
風船を空に放つ映像、きっとこれだな、と思いながら観た。
公式サイトの、
https://www.nhk.or.jp/idaten/r/
時系列入り混じる構成を説明する目的だろうけれど、年表ページが素晴らしくて興奮。歴史映画の公式サイトも、すべからくこんな年表をつけてほしい。パンフレットも誰かが書いたコラムをひとつ省くかわりに、年表があったら買うかもしれない。歴史映画を観ていまいち理解できなかった場合、メモ書き程度の簡単な自作年表を作って後から整理することもある。私は年表を欲するタイプです。
https://www.nhk.or.jp/idaten/r/history/
RIVER

空気は冷たいけれど、光に春が混じりはじめている。など思いながら皇居のお濠あたりを歩いていると、イヤフォンからtofubeats『RIVER』が流れてきた。
Spotifyによると2018年、私がよく聴いた曲ランキング第3位は『RIVER』らしいけれど、映画『寝ても覚めても』の主題歌に決まった、と公開前に情報が流れてきた後、映画を楽しみに確かに何度も聴いたけれど、映画を観てからはあまり聴いていない。
『寝ても覚めても』の本編が終わり暗転した後、すぐに『RIVER』が流れてくると、私による私のための私だけの余韻に私の気の済むまで浸っていたいのに、隣にいるシュッとしたメガネ男子(架空)が観たばかりの映画の主旨・戦略・要点・自論を理路整然と語り始めてしまって興ざめするような、ちょっと黙っててくれないかなぁって気分になりませんか。って誰に話しかけてるのかわからないけれど、私は少しそんな気分になった。
こちらのインタビューを教えてもらって読んでみたところ、
https://www.pola.co.jp/we/digital/tofubeats01/
ああ、「国語の問題は文章の中に絶対答えが書いてあるねんから、絶対100点とれるんや」思想で作られた主題歌に、「それはあなたの答えであって、私のではない」って抵抗したくなるよね、と少し腑に落ちた。
しかし年明けにテアトル新宿で3度目の『寝ても覚めても』を観ると、これまでより『RIVER』への抵抗が薄れていたのは、それまでヒロイン・朝子さんの気持ちで観ていたけれど、3度目ともなると俯瞰で物語を捉えるようになって、朝子の行動も周囲の反応も、♪きっと目に映るすべてのことはメッセージ〜♪って思えたからかもしれない。同じ映画を何度観るのは楽しいこと。自分も変化するから。
曽根崎心中など

1月2日。初詣は東京に戻ってから近所の神社にちゃんと行くけれど、大阪に行ったついでに露天神社(お初天神)へ初めて行ってみた。近松『曽根崎心中』ゆかりの場所。
混んでおり列に並んでいる間に、wikiで『曽根崎心中』のあらすじをざっと読んだ。恋仲の男女がおり、男が別の女と結婚させられようとしたところ→男は断固拒否→破談にし受け取った結納金も返すべく継母から取り返す→しかし金に困った友が登場、男は金を貸す→友に裏切られる→立ち行かなくなった男は恋仲の女を誘い、ここ露天神社で心中。あらすじを頭に入れたところでぐるりと見渡すと…あちこちに「恋人の聖地」「縁結び」の言葉が溢れる境内に違和感しか覚えない。一途な純愛かもしれないけれど、いや、男、だいぶ不運だし、最後はふたりとも死ぬし。どこに憧れたり崇めたりする要素があるの。死んで花実が咲くものか!というお話すぎて、恋愛成就祈願とか縁結びの御守りとかご利益あるわけないやろ、と白けたついでに何でも商売に結びつけんとする大阪の商魂たくましさに面白い気分になった。
誰か映画化してるかな、と調べてみれば梶芽衣子、宇崎竜童主演にはピンとこなかったけれど、監督が増村保造と知ってちょっと観たくなった。1978年の映画。
その後、難波に移動し、久しぶりに花月のお正月興行へ。記憶の中のなんばグランド花月はもっと煤けた場所だったのに、ずいぶんつるんとピカピカして、と思ったら、2017年に全面改装したらしい。

吉本興業の歴史を伝える展示もあった。吉本せいさんの名刺。

こちらは慰問袋に詰められ戦地に届けられた漫才台本。『エンタツ國策漫才熱演集』。國策漫才、ってどんな内容ですか。大阪を中心にかつて多数あった演芸場の地図もあり、その数に圧倒される。東京に最初にできたのが神保町の寄席を買収してつくった「神田花月」だったらしく、神保町シアターに行くたびに、こんなところに吉本の劇場が?と不思議に思っていたけれど(建物の半分が吉本の劇場、半分が映画館)、そもそも縁のある場所だったんだなぁ。あの場所が「神田花月」の跡地かどうかは知らないけれど。

年の瀬が近づくとM-1のスケジュールを調べ、午後の敗者復活戦から決勝までずっとテレビの前から動かず観る自分の熱心っぷりに、関西でテレビをつけるとごく自然にいつも芸人さんが喋っており、漫才や新喜劇も頻繁に目に触れる(今でもそうなのかな?)ものだけれど、東京はそうじゃない…という現実を、私はずいぶん心寂しく思ってるのだな、と毎度M-1の季節になるとしみじみ思う。お正月興行はいつも豪華で、この日はこんなタイムスケジュール。ミキ!和牛!(いろんな意味で話題の)とろサーモン!と色めきたっていたけれど、終わってみるとフットボールアワーが一番面白かった、と意見が満場一致。

観客の年齢層がほんとうに老若男女均等に混じり合っていたので、あんなにいろんな観客を満遍なく笑わせるのは至難の業だし、誰かが笑えば誰かが傷つくようなネタや自虐で笑いをとるのも微妙となると、現代のお笑いってデリケートで難しい。今年は映画の隙間にお笑いのライブにも行きたいものです。それから新喜劇は完全に世代交代が進んでおり戸惑ったけれど、朧げながらそれぞれのキャラが掴めてくると、あいかわらずこの世でもっとも平和な笑いの世界がそこにあった。
謹賀新年/1月のメモ

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末、近所の和菓子屋の前を通りかかると、鏡餅のフォルムが二頭身すぎて吸い寄せられ、最小サイズ(400円)を予約。

引き取りに行くと、箱にごろんと餅ふたつと、ワサビの成分でカビを防ぐシートが入っていた。ワサオーロシート。こういう、何かを初めて買ってみないと知るはずもないアイテムに出会うとグッとくる。
2019年1月は、昨年見逃したあれこれを追いかけつつ、
1/5〜 『迫り来る嵐』東京国際映画祭のコンペで見逃していた中国映画
1/22〜 アテネ・フランセのワイズマン特集
1/25〜 『サスペリア』
などを楽しみにしています。
木村威夫さんの展示も1/27までだから、忘れずに行かなければ。
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/takeokimura/
よいお年を!

映画納め…の前に、昨夜は図書館から借りたDVDでロメール『冬物語』をつらつら観た。12月後半から始まり、大晦日で終わる物語だから年末に観たくなる。
『寝ても覚めても』の朝子さん、けっこうな賛否両論ヒロインだけれど、『冬物語』のフェリシーも同じく。2人をリングで闘わせたらフェリシーが勝つであろう。朝子さんも、フェリシーも、どちらも私にすごく似てるところがあるから肩を持つわけじゃないけれど、自分に素直に生きることに、誰の承認が要るのかしらね?って確認するために、どちらの映画も何度も観ている。

2018年を軽く振り返り、
・映画初めは『ソウル・ステーション/パンデミック』『新感染ファイナル・エクスプレス』の2本立て、早稲田松竹で。映画納めは本日、ジャン・ヴィゴ『アタラント号』をイメージフォーラムで観てきました。
・正確に数えてないけれど、鑑賞本数でいえば近年稀にみる少なさだった。
・TOHOシネマズ日比谷ができたことにより、IMAXを求めて新宿に行くこともなくなり、東京東側暮らしが長くなると新宿・渋谷に行くのが億劫になる現象。
・体調不良への対処が4月に始まり、治療が終わったのが12月、何よりも9月の入院・手術が大きな出来事。頭であれこれ考えるより、強い体験が思考を一変させることは往々にしてあることだと思うけれど、初の全身麻酔体験がとにかく強烈だった。治療の待機時間が長く、先の予定が立てられないことが性格的に辛かったけれど、動けないなりに目の前のことを効率よく片付けることに集中することにして、難易度の高い仕事が着地したり、部屋がぐっと片付いたりしたのは良かった。自分の性格の、考えてもしょうがないことをくよくよしない、潔く気持ちを切り替えるところは美質のひとつ(悪くいえば薄情ってことね)。
・旅行は4月に屋久島、11月に山形県鶴岡市。旅行ってスケジュール調整できる裁量、経済的余裕、何より健康不安がないこと、と諸条件が揃わないと実現しないと気がついたので、これから季節ごとに旅に出ることにして、そのために諸条件を整えるべく努めることに決めた。映画館のあるような街もいいけれど、自然豊かな場所でエクストリームな体験もしてみたい。富士山も再チャレンジしたい。
・買って良かったもの首位はiPhone XS。次点はamazonで3000円ほどで買ったワイヤレス・イヤフォン。
・猛暑と体調不良が重なり運動不足の一年だったので、来年は思いきり身体を動かしたい。
途中、日記を更新できない時期もありましたが(主に上記のような理由により)、2018年、Cinema Studio 28 Tokyoに遊びにきていただいてありがとうございました。2018年振り返り企画も準備中です。来年も面白い映画とたくさん出会いたいし、映画にまつわるたわいのないおしゃべりもたくさんしたい。どの街の皆さまも暖かくして、よいお年をお迎えください!
ボヘミアン・ラプソディ

12月30日、快晴と日比谷公園。TOHOシネマズ納め。クリスマスを過ぎてからお正月に向かうまでの数日が、クリスマスよりお正月より好き。風は冷たいけれど光に白さが混じって、次の季節は春だな、と思う。いろんなものの間にある数日。
噂の『ボヘミアン・ラプソディ』、日比谷のIMAXで観てきた。IMAXで観るために新宿まで行かずに済むようになったのは今年の良いこと。IMAXって上映前にやたらIMAXの魅力を語る映像が流れるのが、ちょっと不思議というか、すでにIMAXで観る気満々で500円余計に払ってるのに、いまさらIMAXの宣伝をされましても…?という気分になる。
QUEENについては何一つ詳しくなく、何の予習もせず行ったけれど、私のような門外漢でもメンバーの名前も、フレディの死因も、代表曲のメロディも知ってるあたり、全世界的知名度とはこのことか。物語はあっさりした音楽伝記もの、という感じで、初心者の私にも親切なつくりで、熱心なQUEENファンなら知ってるよ!って感じなんでしょうかね。『カメラを止めるな!』にしても『ボヘミアン・ラプソディ』にしてもヒットする映画って、普段そういう映画を観ない層にも親切丁寧なつくりをしていて、誰も対象外にしない間口の広さがあるな、と思った。好きか嫌いかは別として。
映画は最後のLIVE AIDの20分でクライマックスを迎え、あっさり終わるけれど、LIVE AIDの熱狂を生むために、それまで名曲が生まれる瞬間は描くけれど、その都度フルコーラスで聴かせない、え、そんなドラマティックに生まれたなら丸ごと聴かせてよ?という欲求不満を抱かせつづけ、LIVE AIDで一気に不満を解消させる作戦が功を奏しており見事だった。
日比谷を出たあたりではQUEEN熱にそれなりにうかされていたけれど、しばらく経つと弁護士からマネージャーになるマイアミさん(ジム・ビーチ)最高だったのでは…?理知的だけどここぞのところで情に厚く誰よりQUEENのファンでお茶目な英国紳士、最高のキャラでは…?『ボヘミアン・ラプソディ』は一度でいいけど、マイアミさんのスピンオフなら観たい!

日比谷では”胸アツ”応援上映という回もあるらしく、どんなテンションなのか怖いもの見たさで覗いてみたいけれど、私が参加するならキャー!マイアミー!!って黄色い声で叫びたいです。
http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/
3つめの28

先日、届いた小包。ロシアから。何一つ読めない…。この切手は?と思えば、今年のW杯、ロシア開催だったね。見知らぬあなた、タイムリーな切手をありがとう。

中身は28!!
2年前、Cinema Studio 28 Tokyo開館のお祝いに、パリ在住の親友が探して贈ってくれた一番上の28は、40〜50年代フランス製。それから自ら28を探し(主にネットの海に潜り)去年、1周年のお祝いに手に入れた真ん中の28、60年代ドイツ製。
そして今年、2周年のお祝いに探しあてロシアから届いたのが一番下、80年代ソヴィエト連邦製。並べてみるとデザインにお国柄があらわれてる。一番新しいはずのソ連製の重厚感よ。ここに届くまで、どの街のどんな場所に使われてたんだろうか。
Cinema Studio 28 Tokyo、何年目だっけ…?と思った際には、ぱっと壁を見ると、28の数がそれをあらわしており、実用的。
3年目に突入したCinema Studio 28 Tokyo、年明けには新たな連載がスタートする予定です。
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