お膝元

最近、週末はたくさん歩くことにしてる。昨日、竹橋の国立近代美術館に行った後、神保町、御茶ノ水、本郷を経由し歩いて帰った。
途中、神保町すずらん通りの和菓子屋に朝ドラ『虎に翼』のポスター発見。界隈の他のお店にもあちこち貼ってあった。寅子が通った明青大学は明治大学がモデルだから、御茶ノ水も神保町もお膝元。近所がお膝元で楽しい。すずらん通りの街灯も写っていたように思う。

第1週、聖橋っぽい橋が何度も登場し、最後は六法全書を抱えた寅子が、橋の上に佇むうつむきがちな様々な年代の女性の傍らを歩いていくのが印象的だった。今のところキャストも脚本も良くて、このまま最後まで見届けたい。伊藤沙莉ちゃん、本当に素晴らしい。
明治大学では衣裳も展示されているらしく、近々観に行こうと思ってます。甘味処「竹もと」は「竹むら」がモデルのはずだから、食べに行きたい。
https://www.meiji.ac.jp/museum/news/2024/mkmht0000015cia8.html
春まつり

毎年必ず行っている国立近代美術館の春まつり企画。曇り空だったけれど、皇居の桜も満開で綺麗。
この企画、常設展料金500円で桜モチーフの美術をたくさん観られるし、千鳥ヶ淵や皇居界隈の花見のついでに立ち寄れてとても良い。国立近代美術館の常設展、東京での500円の最も贅沢な使い途だと思っている。こういうの「博物館学芸員有資格者(=私)がおすすめする気軽に立ち寄れる美術館博物館シリーズ」的にお薦めするべきなのかな。

こちらは「小雨ふる吉野」という菊池芳文による1914年の屏風絵。「小雨ふる」の名の通り、雨の情景で、近くに寄ると桜の白い花びらに胡粉の溜まりができるように描かれており、花びらが雨粒をのせているように見える。吉野は桜の名所として知られる奈良県南部の地名で、母の出身地なので私のルーツでもある。1914年の吉野か…おばあちゃんもこんな桜を観ていたのかなぁ…と一瞬思ったけれど、1914年っておばあちゃん生まれてたのかな。吉野山での花見は山全体に桜が咲き乱れ「野趣あふれる」の表現がこんなに似合う景色って他にある?という気持ちになるけれど、「小雨ふる吉野」はその「野趣あふれる」感がそのまま忠実に描かれており、めちゃくちゃ好きな絵です。
毎年、春まつり企画は「小雨ふる吉野」を観に行っているようなものだけれど、今年は桜モチーフの作品数も少なく、展示場所もあちこちに分散していたので、例年の、四方八方から春が押し寄せる!感が薄れてすこし残念。

いつも常設展示の10室が春まつり企画の会場だったけれど、今年は芹沢銈介の展示に使われていた。この10室、贅沢な空間に配置された椅子と展示の距離感や、入口から壁を隔てて奥に入っていく動線が素晴らしいと思っているので、来年の春まつりはここに戻ることを期待。
https://www.momat.go.jp/extra/2024/springfest/
幸せ

近所の桜。写っているのは東大の建物。この週末は映画館には行かず、美術館に行く。たくさんの桜を目撃し、部屋を片付け、運動して、朝ドラ『虎に翼』も一気に観たい。のんびりのようで慌ただしいな。
今週いちばん興味深かった動画は、おいでやす小田さんYouTubeにニューヨークがゲストで招かれたもの。小田さんは「芸人の幸せ」に興味津々のようで、いろんな芸人を招いて同じ質問をしている。質問は
・芸人人生いつが幸せだったか
・「一番幸せな芸人」は誰か
・「みんな気づいてないけど、意外と幸せな芸人」は誰か
で、答えがそれぞれ違うのが面白い。私もCinema Radio 28を始める時、映画にまつわる質問を28個も考え、自分が興味のある人にゲストに来てもらうことを承諾してもらって、自分が考えた質問、聞いてみたいことを聞くことって、それこそ「私の幸せ」のかなり上位に入ることだな、と実感しており、こんな贅沢ないよ!みんなラジオやればいいのに!と思ってます。小田さん、この動画撮ってる時、すっごく幸せだろうなぁ。
帰りの桜

東京、桜の満開宣言。今年はのんびり咲いたぶん、待ちわびていた時間が長かった。
こちらは帰り道、乃木坂の桜。通勤途中に桜の木があるの、得した気分になる。
最後に朝ドラを最初から最後まで通して観たのは…『カムカムエヴリバディ』かも?今期の『虎に翼』は伊藤沙莉ちゃんだし、観てみようかな。法律学科卒としても気になります。
https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/
御法度

夜桜の下を歩くと、2月の終わり早稲田松竹で観た『御法度』、を思い出した。1999年の映画で、大島渚監督の遺作。
今となっては貴重な35mmフィルム上映だけれど、以前は日常的に35mmで観ていたから特に構えず映画が始まったら、あまりの美しさに驚く。喪服の質にうるさいご婦人みたいな表現だけれど、黒の質感が違う。『御法度』公開時は日本にいない時期だったので映画館で観たか記憶にないけれど、松田優作の息子がデビュー!と話題になったことは鮮明に覚えており、初めて見た松田龍平に、この世でこんなに自分好みの見た目の人類がいるのかという気持ちになった。あれから時間が経つが、今でも銀河系で一番好きな外見だと思っている。本能なので理由はない。
オープニングを観ながら映画の詳細を思い出し、衣裳が特徴的だった気がする…と思えばクレジットにワダ・エミと、音楽誰だったっけ…と思えば坂本龍一と映し出され、ずいぶん贅沢な映画なのだった。
10代の頃、市川雷蔵を好きだった時期にみなみ会館の特集に通い詰めていた。雷蔵さんも美しいけれど、当時の大映映画のリアリティを超越したセットにさらに惚れ惚れした。『御法度』開始数分で、あの頃の大映映画…例えば『雪之丞変化』(市川崑監督/1963年)みたいな質感だな、と思えば美術監督が同じ西岡善信。『御法度』、あの頃の大映のような世界観の中央に佇む、銀河系で一番好きな外見の松田龍平。私にとって、この世の春みたいな映画だった。
幕末の京都、新選組に若い謎めいた少年(松田龍平)が入隊することで隊の規律が乱れていく群像劇であり、衆道の物語でもある。これまで衆道の気配がなかった男も、少年のあまりの妖気に惑わされていく。しょうがないよね、松田龍平だもん。思わぬ収穫として、武田真治演じる沖田総司が溌剌とした中に一抹の凶器を漂わせており良い。漆黒の夜道に土方(ビートたけし)と夜桜が映るラストシーンも、これから幾度となく春の夜に思い出すことになりそう。
朝の桜

今朝、赤坂の桜。人の多い花見の名所より、道すがら不意に遭遇する桜のほうが年々好きになってくる。その後、昼間に歩いて移動していると晴れてて、暖かくて、桜が咲いてて、今が東京のいちばんいい季節だな、と思った。

高いところから見下ろすと、都心のビル群の谷間に墓地があった。こういうの、東京らしい風景だなと思う。
毎年、会期ギリギリにいくので、いつも桜の散り際だったけれど、今年は開花が遅かったので満開の頃になりそう。国立近代美術館い桜の絵がたくさん並ぶ春まつり、今週末行く予定だけれど皇居にも千鳥ヶ淵にも近いから人が多そう。
https://www.momat.go.jp/extra/2024/springfest/
春なのに

4月1日。表参道で一日過ごした。
昨夜、ハイツ友の会の解散が発表されて悲しい。最近で一番のショックかも。京都出身のふたりのお笑い、鋭くて、いけずで、面白くて友達と学校の休み時間にするひそひそ話みたいに楽しかった。
彼女たちが活躍して世の中の空気を少しずつ変えていく未来を密かに期待していた。
YouTubeにある中で好きなネタ(ぬいぐるみ好きとしても堪らない)
この関西ローカルなネタをM-1敗者復活戦、六本木の寒空の下で披露したときは痺れた
一度だけ東京で漫才を生で見たことがあって、あの時間は私の中で伝説とします。
https://magazine.fany.lol/159489/
【about】
Mariko
Owner of Cinema Studio 28 Tokyo
・old blog
・memorandom
【search】
【archives】
【recent 28 posts】
- 1900s (3)
- 1910s (5)
- 1920s (10)
- 1930s (26)
- 1940s (18)
- 1950s (23)
- 1960s (58)
- 1970s (14)
- 1980s (40)
- 1990s (46)
- 2000s (37)
- 2010s (240)
- 2020s (28)
- Art (30)
- Beijing (6)
- Best Movies (5)
- Book (47)
- Cinema (2)
- Cinema award (17)
- Cinema book (58)
- Cinema event (99)
- Cinema goods (15)
- Cinema history (2)
- Cinema memo (127)
- Cinema Radio 28 (8)
- Cinema Studio 28 Tokyo (92)
- Cinema tote (1)
- Cinema Tote Project (1)
- Cinema trip (43)
- cinemaortokjyo (2)
- cinemaortokyo (100)
- Drama (3)
- Fashion (40)
- Food (65)
- France (15)
- Golden Penguiin Award (11)
- Hakodate (6)
- Hokkaido (3)
- HongKong (3)
- iPhone diary (1)
- journa (1)
- Journal (248)
- Kamakura (1)
- Kobe (1)
- Kyoto (18)
- Macau (2)
- memorandom (4)
- Movie theater (212)
- Music (43)
- Nara (15)
- Netflix (3)
- Osaka (2)
- Paris (13)
- Penguin (16)
- Sapporo (3)
- Singapore (1)
- Taiwan (47)
- TIFF (24)
- Tokyo (358)
- Tokyo Filmex (14)
- Weekly28 (10)
- Yakushima (3)
- Yamagata (11)
- YIDFF (6)
- Yokohama (5)
- Youtube (1)
