ma nouvelle vie

新しいことを始めることで、生活の組成が少し変わる…ことをサイトを立ち上げた年の暮れから実感し続けてはいるけれど、そんな新生活に未だ慣れてはいない。
私の新生活。朝起きて読んだ異国からのメールに、ブレッソンのあの言葉について…と書かれていて、もそもそ仕事をし、帰宅して本棚から原書を取り出し、該当箇所を写真に撮り返信するような、新生活。
持ち物は少ない方が好ましく、読まなくなった本などすぐ処分しがちな生活を送ってきたけれど、いつ何が役に立つか先が読めないので、一度興味があって手元にやってきたものは、場所が許す限り近くに置き続けることになるかもしれない、新生活。

フィルムの切れ端

本棚に並ぶ宝物のひとつ。数年前、パリのシネマテークでジャック・ドゥミ特集(展示と上映)が開催された時の図録。ものすごく行きたかったけれど無理だったので、パリの友人に頼んだ。友人はピアニストで、東京に到着するまであちこちの街を演奏して移動し、その間ずっとトランクにこの本を入れて運び…私の部屋に来て、トランクを開け、本を取り出し開口一番「めっちゃ重かったわっ!」と言われた思い出。そう、充実の内容の豪華本だから、めちゃくちゃ重いのよ…。感謝しきり。
展示は一部、東京のフィルムセンターに巡回し、観に行ったけれど、ささやかな内容だった。パリの展示は衣装もたっぷりあったようで。衣装!衣装こそじっくり観たかった。

開くと、35mmフィルムの切れ端が挟まれており、
おそらく1冊1冊、どの場面が切り取られているのか違うはず。

私のところには、
ピンクの壁の前でうつむくピンクのリボンのジュヌヴィエーヴがやってきた。
春近し

変に凝ると続かないので料理は家から徒歩5分圏内で手に入る食材で作ることにしているけれど、時々見たこともない野菜や果物が並ぶ下町の八百屋、侮れない。食用花1パック100円だったので初めて買ってみたの図。サラダを無闇にキュートにする程度の使用法しか思いつかないけれど、世の人々の、ゼリー内部に監禁したり砂糖漬けを飲み物の大海に漂わせたりの創意工夫っぷりを目にし、お見事と感嘆。
春近し。この週末、東京は暖かったらしい。部屋にいたので暖かみを享受していない。
ドラマ「カルテット」のインタビューで、満島ひかりさんが「四月物語」を100回観たので、松さんとはお友達気分と言っていて(こちら)、私は100回には及ばず、けれど20回は観ているので、私も松さん演じる卯月さんとは軽くお友達気分。
小花柄が充実した春夏のお洋服、黒ベースに白と淡い紫の小花柄の半袖のワンピースを手に入れた。長い間こういうのが欲しいと、無意識に探していたように思う。どこでそんな無意識が植えつけられたのかしら、と辿ってみると、「四月物語」の卯月さんが着ていたから、と気がついた。
去年は早稲田松竹でフィルムで観ることができた。今年は家で観ることになりそう。
彼方からの(甘い)小包

彼方からの(甘い)小包、受領。いこさんがお送りくださいました。ありがとうございます。
紫色に目がないので、開けた瞬間キュンとした。モノトーン以外で好きなのは紫や赤で、北京で仕立てたチャイナドレスも薄紫。

紫の薄紙をはらりととると、緩衝材代わりに京菓子の色とりどりの包装紙。こういう使い方もあるのだね。ナイスアイディア。そして色とりどりの薄紙をはらはらとっていくのは、儚い手触りの絹を一枚ずつ脱がすような背徳感。

!!!見覚えのある柄!!!しぐれ傘!!

連載第1回で紹介していただいた、しぐれ傘。傘の絵、ちょっとした水木しげるイズムを感じる。妖怪っぽい。柄の部分が足になっていても不思議ではない異形感。

わー!これが噂の!しぐれ傘!次の京都で絶対お店に行って買おうと思っていたので嬉しい!!傘の柄の部分のスティックも同梱されており、切り分ける包丁さえあればこの状態を作ることができます。

現在のトップページとお揃いポーズ。

せっかくのしぐれ傘デビューなので、「シェルブールの雨傘」を久しぶりに観ながらいただきます。「LA LA LAND」を観終わり、ドゥミ映画を再見したいと思っていたところ。
味は、生地部分はもっちり、こし餡はむっちり弾力、羊羹の食感に近い。2つの味と食感のコンビネーション。上質な京菓子やなぁ…としみじみする味でした。目にも舌にも楽しいし、切り分けるイベント性もあるから、自分でもまた食べたいし、いろんな人に贈って食べてもらいたい。

ジャック・ドゥミのミュージカル、私は「ロシュフォールの恋人たち」派で、シェルブールはロシュフォールほどではないのは前半、ママンに交際を反対され、恋人が出征することになり、ドヌーヴがしくしく泣いている場面が多いからで、しくしく泣いてる場面が多い映画が苦手、という単純な理由から。けれど、久しぶりに観ると、やっぱり美しい映画。ロシュフォールのような陽の明るさはないけれど、雨に濡れた舗道のような憂いが全篇を貫いていて。
「LA LA LAND」で、チャゼル監督は想像以上にジャック・ドゥミ・チルドレンなのだなと思ったけれど、それはまた別の日に書こうかな。
しぐれ傘片手に観る「シェルブールの雨傘」は格別でした。ごちそうさまでした!
夏の記憶

季節行事には疎目ながら今日は、偶然お昼に寿司を食べ、偶然、雛人形のパッケージの羊羹をいただいたので図らずして佳き雛祭り。強風に春の成分が混じってそわそわする。一番好きな季節は夏だから、春は夏の前哨戦の位置付け。
テレビで日本アカデミー賞をちらちら見て、「シン・ゴジラ」がたくさん受賞して嬉しい。IMAXで観た後にMX4Dで2度目を観たり、蒲田のゴジラ湯に行ったり、「シン・ゴジラ」に2016年の夏が付着している。DVDもうすぐ出るから、何度もレンタルして観そう。
日本アカデミー賞、宮崎あおいさんのドレスが素敵だった。黒木華さんも、髪型が謎めいていたけれど、ドレスは好みだった。彼女の過去のドレスも好きだった。いつもアクセサリー控えめでフレッシュ。
Cinema memo : 3月

気がつけば3月。
「LA LA LAND」、映画館デートに、セブ(ライアン・ゴズリング)が、正装で来るのが素敵だったな。その後のシーンにはカジュアルより正装のほうがロマンティックで似合うということもあるのだろうけれど、映画への敬意を払う装い。
毎年ここからGW前まで記憶がない気がするけれど、3月、見逃せない上映たくさん。予定をどう立てていいのかわからなくなってきたので、ひとまずここにメモ。
3/6-18 アテネ・フランセでオリヴェイラ
去年ユーロスペースでかかった特集に、何本かプラスする形で巡回して東京に戻ってくる。ユーロスペース、常に満席だった。去年都合がつかず見逃したものを観たい。珍品映画が観たくて観たくてしょうがないよ!という方には「カニバイシュ」を強力おすすめいたします。
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/ol/oliveira2017.html
3/18-31 シネマヴェーラ渋谷でフレデリック・ワイズマン
私にとって最重要監督のひとり。時間と体力の許す限り観たい。前回の特集上映の時に買った、黄色いパンフレットのような冊子が今回も発売されるのであれば、とても充実した内容なのでおすすめいたします。
http://www.cinemavera.com/preview.php
3/4-10 東京藝術大学大学院映像研究科 映画専攻第11期生修了制作展
夜遅いスタートで、夜に弱いので難しいとは思うけれど、毎年気になっている。インディーズの監督で、この人は…!と思う人って、ここで学んでいる人が多くて。
http://geidai-film.jp/2017/01/982/
これだけでも盆と正月がいっぺんに的な盛りだくさんさがあるけれど、3月はなんといっても、3/11〜「牯嶺街少年殺人事件」のリバイバル、銀座のエルメスではアニエス・ヴァルダ。新作では3/3〜パク・チャヌク「お嬢さん」、3/31〜「ジャッキー」も映画館で観るつもりでチェック。
こう書いてみると、映画好きとして、夜に弱いというのはなかなか致命傷のように思えてくる…。
KANISUKI MUG

新連載がスタートしたNODATE PICNIC CLUB いこさんは、昨年 、蟹カルチャーマガジン「KANISUKI」も創刊。
こちら!
狂気(狂喜?)の蟹っぷりなのだけれど(CONTENTS参照)、映画紹介に取り上げられたのが「耳を噛みたがる女(カニたがる…)」、若尾文子&川口浩主演、増村保造監督。KANISUKIグッズとしてマグカップを作ったと連絡いただき、なんと!浩グッズ!買います!とオーダーし、先日届きました。

「耳を噛みたがる女」は「女経」(1960年)という3人の監督が撮った中篇3本からなるオムニバス映画の1本。この映画の浩は「最高殊勲夫人」に並び、浩史上最高キュート記録を保持する浩の中の浩なので、浩ファンの皆様(誰…?お友達になりましょう!)におかれましては必須科目映画なのです。ファン心理をいまいち理解していない私でも、この映画の浩を観ている時は、一挙一動にキャーキャー!とアイドルを追いかける女性の気持ちを欠片だけでも理解した気分になります。

そんな浩が他の女(文子)とイチャイチャするのを「……。」と無言で眺めながら、ずずず…とホットミルク飲み、次の更新の準備中。浩グッズなんて初めて手にしたわ。グッズがないなら、作ればいいのだな…!
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