Monroe collection
私のモンロー・コレクション。ポストカード2枚目いただきました。ありがとうございます。かわいいなー!明日はオスカー・ナイトよ♡って言ってるモンローです、きっと。
この週末、LA LA LANDのオープニングの曲「Another day of sun」100回は聴いた。あの曲が一番好きかもしれない。そして、映画を観た後だと、Golden GlobeオープニングのLA LA LANDパロディ、楽しく観られるね。
【本日更新】新連載 彼方からの(甘い)便り Happy Hour from Kyoto
本日更新。京都在住・いこさんによる新連載「彼方からの(甘い)便り Happy Hour from Kyoto」スタート!
きっかけは昨年発行された、Zine「NODATE PICNIC CLUB」に興味を持ち注文したことから。京都の街のあちこちに広げられたブルーと白のギンガムチェックのレジャーシート、その上に並ぶ世にも可愛い京菓子!甘いものに情熱があるほうではないけれど、フォトジェニックな和菓子は別腹。けれど、ちょっと詳しくなりたいな、と軽い気持ちで調べてみると、そこには伝統!京都!という厚みのある壁があって気後れしてしまう…と思っていたところに、うってつけの軽やかで新しい提案にうっとりしました。
手紙を書いて初めてお会いしたのは昨年5月、祇園の謎めいた喫茶店で。印象的だったのは、いこさんは鳥取県米子市のご出身で、「米子は抹茶の消費量、全国で2位なんです。受験勉強で夜遅くまで起きていると、お母さんが和菓子と抹茶を出してくれたり、珈琲を飲むように気軽に飲むんです」という言葉。NODATE PICNIC CLUBの提案が、伝統!京都!という壁もするりと超え、NODATEや京菓子の魅力をすとんと伝えてくれるのは、いこさんの生活の中に、抹茶や和菓子がすんなり無理なく、日々の営みの一部としてあったからなのだなぁ…と謎が解けた気分になりました。
「彼方からの(甘い)便り Happy Hour from Kyoto」では、毎回1本を選び、それにあう「京菓子」を、いこさんの独断と偏見により、時には妄想を交えてご紹介いただきます。
第1回は「シェルブールの雨傘」!「LA LA LAND」の公開でミュージカルに注目が集まり、監督が影響を受けた1本として名前が挙がり、予習したり復習したりしている人もきっと多いはず。「LA LA LAND」のあちこちに、「シェルブールの雨傘」の欠片が落ちていて、そこはかとない尊敬がいい塩梅で散りばめられていることに、にんまりしたジャック・ドゥミファン、私ももちろんその一人です。
Cinema Studio 28 Tokyoを始めるにあたり、お会いしたことのない人にアポを取り、一緒に作っていただけませんか、と声をかけたのは、いこさんが初めてでした。いこさんはよろこびの天才(秀才なのかな?)のような人で、こういうものを作りたい、こんな切り口も考えていると、当時まだ影も形もなかった私の妄想に、わー!楽しみ!最高!と反応をたくさん返していただいたおかげで、新しいことを始める勇気が湧き、前に大きく進みました。京都は映画に目覚めた私がいちばんたくさん映画を観た街でもあるので、世にも素敵な形で、京都とまた手を繋げたことも、とても嬉しく思っています。
トップページより、ふかっとした美味しそうな傘っぽいものをクリックして、どうぞご賞味ください!
初日、IMAX
LA LA LAND!!!!!!
初日、IMAXで早速観てきた。素晴らしい!ミュージカルって最近のだと、ブロードウェイの有名作の映画化だったりが多かったけれど、まさか2017年、新作ミュージカルが観られるなんて、もうこの映画の存在自体が夢のよう。
生きることを助けてくれるフィクション。感想はしばらくしたら出てくるはず。
TOHOシネマズ新宿、IMAX上映は嬉しいけれど、余韻に包まれて外に出たら歌舞伎町。胸ぐら掴まれて一気に世俗に引き戻される感。2度目は六本木か日比谷で観よう…。
運動神経
鈴木清順監督の訃報、寝て起きてもピンとこないまま、Los Angeles支部・りえこさんからいただいた「TIME AND PLACE ARE NONSENSE」(by Tom Vick)というアメリカの鈴木清順研究書をぱらぱら眺めると、図版が多くて楽しい。
最後の方に差し掛かると、チャン・ツイイーの写真が出てきて、「オペレッタ狸御殿」のヒロインだったね、と久しぶりに思い出した。監督の遺作になったから、最後のヒロインでもある。この映画、前売りを買ってウキウキしていたのに東京生活が忙しすぎて上映劇場を調べる余裕すらなく見逃し、流れ流れ辿り着いたパリで開催されたレトロスペクティブでようやく観た。あの1度しか観ていないからほとんど忘れてしまっているけれど、チャン・ツイイーの素敵さだけは覚えている。チャン・ツイイーのファンなので、清順映画で、まさかの着物姿のツイイーが観られるとは、創作和食なのか創作中華なのかもはやわからないけれど、とにかく美味しくいただきました!という食後感。
チャン・ツイイーはもともと舞踏の人だから、体幹がビシッとしており、私にとってツイイー映画を観る楽しみは、体幹がビシッとした女の動きの美しさを堪能することにある。どういう経緯でキャスティングされたのか知らないけれど、クラシカルな狸御殿を現代に復活させるというのに(大映映画でいくつも狸御殿映画があって、もはや日本映画の1ジャンルだと思う)、日本の女優ではなく、わざわざチャン・ツイイーを選ぶなんて…監督!私と好みが同じですね!と駆け寄って手を取りたい気分(迷惑)。
ないものねだり、ということなのだろうけれど、運動神経の良さそうな女優が好き。最近だと断然、広瀬すずちゃん。考えてみれば、清順監督のヒロイン、「河内カルメン」の野川由美子も、「ピストルオペラ」の江角マキコも、その他その他ほとんど運動神経良さそうな、動きにもたつきがない女ばかり。江戸っ子らしく、小股の切れ上がった女が好きだったのかな。
…と、妄想は止まらないし、やっぱり監督が亡くなったのはピンとこない。生きてるうちから、主食:霞って感じだったもの。
鈴木清順監督
何をどうしたらそこが?と不思議ながら、派手に寝違えたのか、背中の左半分に激痛。椅子に座るのが辛いので、早々にベッドに入り、枕をあてがいながら書き作業を進めておる。
鈴木清順監督が亡くなった。93歳。オリヴェイラは映画監督の姿形をした天使か何かだと思っていたし、鈴木清順は映画監督の姿形をした仙人か何かだと信じて疑わなかったので、ふたりとも人間だったのだね…!そして人間には寿命があるんだね…という気持ちでいる。
ユーロスペースでの、宍戸錠さんと監督のトークに行ったのは何年前だっけ。宍戸錠さんはご自宅が全焼しニュースを賑わしていた頃だったけれど、お顔もテカテカツヤツヤ、全身から陽のオーラ漂い、何があってもスターはスター!と圧倒された。監督はすでに車椅子、酸素ボンベからチューブで吸入しながらの登壇だったけれど、スター宍戸をちょこちょこからかいながら、終始飄々としておられ、レトロスペクティブながら、懐かし話も深いい話もしてやるもんか、みっともない。という江戸っ子っぽい気概、満席の場内は笑いに包まれていた。
初めて観たのは「陽炎座」を、家でVHSで。高校時代にあんなのを観てしまって、その後の人生が数ミリ歪んだように思う。「物語る」ことを放棄するかのような展開、けれど耽美なイメージの連続が目に雪崩れ込み、映画とはなるほど活動「写真」なのだから、物語が破綻しても強いイメージの連続で時間を構成することができるのだな、と最初の衝撃を受けた。その後何度も観て、物語についても謎解きのように徐々に理解は深めているけれど。
語録も痺れるものばかりで、山口小夜子さんとの対談だったか、
「愛」なんてものは嫌いだよ。そういうウジウジしたものは。
という一言が、生粋の江戸っ子っぽくて、そして清順映画そのもので、やたら記憶に残っている。
12月、本郷の教会での上映会で買った文庫本を開いてみる。「恋愛」というエッセイがあったので、お?とページをめくると、書き出しから、「馬鹿な奴程燃え上がる。」、そして「男は迂闊に恋をしてはならぬ。」と締め括られていた。
空港にて
日曜のこと。好きな人々はだいたい遠くにいる種類の人生なので関空→羽田→パリと移動する人と一瞬すれ違うために夜遅く羽田空港へ。東京東側の自宅からは成田のほうが交通が便利なので、羽田の国際線ビルに初めて足を踏み入れた。
携帯電話を持っていない人と待ち合わせなんてずいぶん久しぶり。関空からの便が遅れているとはいえ連絡が随時来るわけでもなく、ぼんやり視界を捉えていたら、このビル、西洋から観たどこか過剰な和風、キル・ビルっぽさに溢れており、静かに興奮。携帯の画面を見ないと、目は景色の細部を見ようと働くようで、じろじろ細かく観察した。美術:種田陽平という感じ。
友人は日本までの飛行機で「シン・ゴジラ」「君の名は」と去年の話題作をどちらも観られて大満足、帰りの飛行機でプログラムにあれば、「シン・ゴジラ」もう一度観たいと言っていた。「沈黙」の原作を読んでいるようで、帯にあった俳優たちの写真のうち、キチジローはどの俳優かと聞かれたので、この人!と窪塚氏を指差す。
種田陽平さんといえば、一昨年のPFFで小津の「小早川家の秋」がフィルムセンターでかかった時、周防正行監督と登壇して小津についてお話しされたのを聞きに行った。小津映画のセットは、屋内から外を撮るショットでは、日本家屋の障子の向こうは必ず生垣で遮られ、外の景色が映っていないのだという。何度も観てきたけれど気づいておらず、さすが美術監督の視点と思わされた。とてもお話し上手な方で、いくらでも聞いていられる。行けなかったけれど、溝口&増村映画祭での記事(こちら)も興味深く読んだ。
official
昨日、打ち合わせでいただいたサンダンス映画祭のお土産。わー!と受け取ったけれど、よくよく見たら official film fanって書いてあってキュートなアイテム。つければみんな映画ファン、オフィシャルに。うちのペンギンにつけたら、オフィシャル・映画ファン・ペンギンと化した。ありがとうございました。
今週、何千字書けば…?という週なので、月曜の日記は字数を温存。
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