様式ミックス

「牯嶺街少年殺人
原稿を書くためにあれこれリサーチしてみたら、西洋、日本、中華の様式がミックスし、台湾の素材で作られた、けれど設計は日本人による、もうなんというか台湾そのもののような建造物だった。同時に「牯嶺街少年殺人
建築もさることながら、中山堂公園に生い茂る緑の放つムード、ああ、南に来たなぁ…と思ったのだった。
焼失・映画館

東京はグッと気温が下がり冬のよう。衣替えも済んでいなくて、秋の服装にクローゼットで目についたカシミヤのカーディガンをひっかけ家を出る。軽くて薄いのにぬるま湯に浸かるような暖かさで、山羊さん…ありがとう…。昨日、長い小説をひとつ読み終えたので、他に借りてあった文庫本を鞄に入れた。
山形で最後に観た映画は、山形県酒田市にかつてあり、焼失したグリーンハウスという映画館についての証言集。会場となった山形美術館のロビーでは、在りし日のグリーンハウスで配布されていた「GREEN YEARS」というリーフレットが宝物のように展示されていた。
映画を観て興味を持ち、「世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか」という本を読み始めた。
私が映画だけではなく、どこで観たか、映画館についてもなるべく記録するようにしているのは、そこに通うことが私の日常の一部で、けれど失われやすい場所だと知っているからです。
映画祭チケット

山形。蔵王のロープウェイから見下ろした秋山のカラーパレット。乗ってるロープウェイの影を発見。
東京国際映画祭、今年は今ひとつラインナップに心躍らない…と思っていたけれど、案の定、スケジュールを決める段になるとあれもこれも観たくなって、たくさんチケット購入。30周年記念だからか旧作の上映が多く、新作の本数が圧迫されている印象。映画祭の節目のお祝いって、過去を懐かしく振り返るのはパネル展示とかにとどめて、普段の年より話題の新作より一層頑張って集めました!という方がお祝い姿勢として好ましいんじゃないかな…と思うのは、私が懐かしみ行為全般にあまりに興味がないからかしらね。
チケットシステムは今年もやや問題がありつつも、観たかった映画の分は全部、割とスムーズに買えた。予約した上映、平日21時45分上映開始なんてスケジュールのもあって、体力増強しておかねば。これまで1日の上限は4本だったけれど、今回は3本にとどめておいた。
スケジュールページからチケット発売状況がわかります。
http://2017.tiff-jp.net/ja/schedule/
Silencio

デヴィッド・リンチ特集で観た2本について所感。
・ロスト・ハイウェイ(1997)
理由は説明できないけれど、マイ・ベスト・リンチはこの映画かな。リンチって俳優に関しては明確な顔の好みがあって、圧が強くないというか、濃くないというか、余白が多めな顔が好きなのかな?と思うけれど、女優のルックスの好みは一貫性が感じられないような。けれど誰でもリンチが撮るとリンチ映画っぽい顔に見えてくる不思議。とにかくパトリシア・アークエットが最高にマブい。マブいっていつ頃流行った言葉か知らないけれど、マブいとしか言いたくない魅力を振りまいており、ルックスだけじゃなく台詞回しにもマブさ煌めく。頭のてっぺんから尻尾まで音楽が良く、サントラ欲しい。
・マルホランド・ドライブ(2001)
2つの顔を見せるナオミ・ワッツの巧みさ。前半の清純ナオミがもう、J.CREWのカタログに登場しそうなクリーンさで、後半のダークナオミと同一人物と思えない。聞き上手になりましょう、口角を上げましょう、相手の目を見て笑顔で、身だしなみを整えて、姿勢よく!など、モテ指南の王道をすべて実行したかのような清々しく好感度の高い清純ナオミ、外見や仕草に気をつけるって本当に大事なんだなぁ…と、リンチ映画を観てそんな感想?って感想を抱く。ビリー・ワイルダー「サンセット大通り」へのオマージュでもあるらしく、ハリウッドを舞台にサンセット大通りも登場するし、オーディションの場所はパラマウント・スタジオ、映画関係者の住むプールのある家もオマージュといえばオマージュなのかしら。一晩寝て起きてみると、印象的な「Silencio!(お静かに)」のフレーズが耳に残り、パリにあるリンチがプロデュースした、その名も「Silencio」というクラブに行ってみたいわ。
http://silencio-club.com/en/1/silencio
山形に行くなどしていたので、2本観たのみだったけれど、時間さえ許せば全部観たかった。リンチ映画、しっかりした暗闇が似合う。
東京では上映終了。この後、大阪に向かうもよう。
http://cinemakadokawa.jp/lynch50-eiga/index.html
フライデーナイトシネマ

いろいろ予定とお誘いが競合したけれど、全てを明日に投げ打って、新宿にデヴィッド・リンチを観に行った。今日で終わりだし、意気揚々と買った前売が1枚、財布の中で存在を主張していた。上映待ちのロビーで、東京国際映画祭の冊子ももらい、段取りを練るなど。上映部門ごとに時間差でチケット発売されるので要注意。去年、阿鼻叫喚のシステムトラブルがあったから、アクセス集中を回避したのだろうなぁ。
おそらく公開当時ぶりに観た「マルホランド・ドライヴ」、全てを投げ打つ価値のある素晴らしさ。デヴィッド・リンチの映画って、上映時間も長いのに、没頭しているうちに、もう目にしているものがたとえ現在でも未来でも過去でも構わない、そんなことは。って気分にさせられて、あっという間にエンドロールをぽかーんと眺める羽目になるのが気持ちいい。
TIFF planning

明日からぐっと冷えこむそうで。山形、山の上の紅葉。水がエメラルドグリーン。
手帳を見て信じられないことに再来週はもう東京国際映画祭。更新は見逃していないはずだったのに、たっぷり書かれた矢田部さんのブログ、読み逃しておりました。
映画祭で日本映画は観ないつもりだけれど、『アイスと雨音』がワンカット映画とのことで観たくなるなぁ。ワンカット映画好き。『エルミタージュ幻想』も『ヴィクトリア』も好きなのは、それがワンカットで撮られたからというのが理由の一部。
チケットはこの週末から発売。スケジュールチェックして、購入計画を立てねば。興味はあるけれど、何を観れば?という方は、最終日にコンペのグランプリ、観客賞の上映があるので、それを狙うと良いかもしれません。
十一屋

山形、七日町を歩いていたら、ん?と店構えが気になって入ってみたお菓子屋さん。和菓子も洋菓子もあり、2階は洋食レストラン。老舗らしい。籠が置いてあって、いろんな種類をピックアップして買えるタイプのお店で、いくつか種類を混ぜてお土産に渡したら、パッケージのレトロさも味も好評だった。次回は2階で食事したい。
山形国際ドキュメンタリー映画祭、各賞の発表をチェック。コンペで私が観たものは1本も入っておらず。ワイズマンは避けて審査したのだろうか。
https://www.yidff.jp/2017/2017.html#award
そして最終日は、受賞作品を一気に観られるらしいことを知った。次に訪れる時のスケジューリングの参考に。
https://www.yidff.jp/2017/schedule/17s12.html
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