【本日更新】Golden Penguin Award 2019

本日更新しました。
Cinema Studio 28 Tokyoは謹んで、Golden Penguin Award 2019を発表します!
Golden Penguin Awardとは、執筆陣、スタッフが2019年に観た映画のうち、「最も印象に残っている映画」を1本選び、それぞれのGolden Penguinを捧げ発表する賞のこと。2019年に撮った映画にまつわる写真を添えていただきました。
新年早々、世界が一変してウィルスの恐怖ひしめく場所になってしまい、お屠蘇気分など遠い昔という気分でおりますが、映画館が閉鎖された中国ではTikTokを運営するIT企業がお正月映画を100億円で買収し、外に出られない人々のためにアプリで無料上映したそうです。
映画館って案外あっけなく閉館してしまう儚い存在だから、Golden Penguin Awardでは、選んだ映画を「観た場所」も記録しているのですが、あっという間に「え?まだ映画を映画館で観てるの?」なんて世界になるのかな。
観た場所も、映画の傾向もバラバラの、28らしいアワードになりました。
あたたかい飲み物を準備して、のんびりお楽しみいただければ幸いです。
2020年もマスク、手洗いに注意して、どんな場所でも映画を楽しみましょう!
川口

年明けから世界情勢に新型ウィルス、ざわざわすること続き。毎年1月2月はびっくりするぐらいエネルギーが低く、日常の通常運転にふらふらしているところ、緊迫度が増してゆくニュースをこまめにチェックして対策を考えなきゃならないなんて、心がよれよれになる。
観たい映画があるけれど、不特定多数が密室に数時間集う映画館はどうしても躊躇してしまう。空いてるのかな。しばらくNetflixなど配信で楽しむことにするけれど「しばらく」っていつまで続くんだろう。ワクチンが開発されて普及するまで?
マスクをして近所を歩いていたら、不動産屋の前にこんな情報が。川口アパートメント!前の東京オリンピックの年に建てられた高級レジデンス。川口松太郎(作家/川口浩のパパ!)が創設したアパートメントで、もちろん川口浩もかつて住んでいたとのことで、浩ファンの私としては俄然興味があり、過去に何度か賃貸・売買どちらも物件情報をリサーチしたこともあった。外から建物を凝視したことはあるけれど、管理が厳重で部外者は出入りできない。東京には入りたくても入れない場所があるんだなぁ…と見上げる種類のロマンです。
リサーチして断念したのは、交通の便が私としては良くないこと(車移動や自宅で仕事する人なら問題なし)、立地と広さのわりに売買価格は高くないけれど管理費が高いこと、セントラルヒーティングやランドリールームなど設備が独特で(施工当時のアメリカ流を取り入れたのか、ランドリールームは『ローズマリーの赤ちゃん』的空間を妄想)時間の融通の効かない会社員には住みこなすのが難しそうなこと、等が理由だった。
東京には素敵なヴィンテージマンションがいくつもあるけれど、写真を見る限り川口アパートメントの共有部分のデザインが最も好みなので、いつか中に入る機会を得て実物を見てみたい。
↓こちらに共有部分の写真数点あり。室内を現代風にリノベーションしすぎるのはもったいないな…。
https://www.vintage-mansion.tokyo/detail/51983/
<最近のこと>
根津神社に毎月お参りし、月次花御札を授かる計画、2月は梅。世界中の無病息災を真剣にお祈りした。明るい気持ちで春を迎えられますように。

松の内

『パラサイト』のポン・ジュノ監督と濱口竜介監督の対談記事を発見。
https://www.houyhnhnm.jp/feature/313802/
卓球台のある暗い部屋の記憶、そのまま映画になりそう。ポン・ジュノ監督による『寝ても覚めても』論、もっと知りたい。
〈最近のこと〉
なんとなく1月15日まで松の内、という感覚だったけれど、いつまで松の内か?には地域差があり、1月15日は関西に多い傾向と知った。自分のルーツを大切に、これからも1月15日派で推し進めたい。
初詣は1月12日(松の内!)、私にとっての氏神さま・根津神社へ。月次花御札(つきなみはなみふだ)という、家内の邪気を祓ってくれるという月替わりの御札を毎月いただきに行こうと長らく考えており、今年実行することに。その月々の花や植物が描かれた美しい御札で、1月は松。玄関に飾った。
パラサイト 半地下の家族

映画初めはTOHOシネマズ日比谷で。ここと日本橋は窓からの景色が開けており、さすが一等地ということか、良い気が流れている。

1月10日の公開日に先立って、年末からポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』が公開されていると複数の方面から教えてもらった。上映前に監督とキャストが公開前だからネタバレしないで!と注意する映像が流れた。結末は決して誰にも言わないでください…的なプロモーションの映画って時折あるけれど、誰かに言おうとこっちの自由では?と、ちょっとげんなりします。
『パラサイト』、そんな注意事項が必要なほど衝撃の展開でもなく、韓国の格差社会がテーマで裕福な家族の家に貧しい家族がじわじわ侵食していく設定から想像した通りの着地だった。緻密な脚本と韓国映画特有のエネルギーで覆われた密度の濃い映画で、観終わると不思議にスカッとして、重いテーマが後退する。アクション映画のような高揚感があり、お正月映画にぴったり。
美術が見事。映像制作において貧しい人物の部屋は物を多く、お金持ちの部屋は物を少なくして「余裕」を表現すると何かで読んだけれど、『パラサイト』はそのセオリーに忠実だった。大きな窓から緑が見えて、広さに対して物が少なくガラガラで、物が表に出ていない情報量の少ない空間が好みなので、私もあの家にじわじわ侵食して住み着きたい。建物探訪したいけれど、ロケではなくセットで撮られたらしく、セット、壊さず私に売ってほしいぐらい!…買える値段ならば。
そんな好みの空間が次第に惨劇の舞台に変化してゆくさまを、富んでいようと貧しかろうと壊さず汚さず、家を綺麗に使える子がいい子です、喧嘩はよせ腹が減るぞ(水木しげるイズム)と、じりじりしながら見つめるしかないのがもどかしい、私にとって『パラサイト』はそんな映画だった。まったく衝撃の展開じゃないね!と思うのは年末年始、楽器ケースに隠れて出国とか、誤射で飛行機墜落させるなど、果たして誰が想像できたでしょう、と思うことが多かったかしら。いつだって現実のほうが斜め上を行くなぁ。
2020

新年あけましておめでとうございます。
ついにオリンピック・イヤー到来。否応なしにカウントダウン・ムード高まる東京から今年もマイペースに28を更新できればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2020年最初のお買い物は、かぎや政秋の益寿糖。いこさん連載『彼方からの(甘い)便り』の『猫が行方不明』の回で登場したお菓子で、 当時いこさんにお送りいただいて食べてみて、味も食感も気に入ったけれど百万遍まで買いに行くのはハードル高い…と考えていたところ、京都駅の土産物ゾーンで慎ましく静かに売られているのを発見。場所をちゃんと把握してないけれど、ハーベス京銘館だったかな。
https://www.gnavi.co.jp/kinmei/shop.html
一度食べて気に入ったならば、時折無性に益…益寿糖をくれ…(よれよれと手を伸ばしながら)って禁断症状が出る系のお菓子です。
いこさん連載『猫が行方不明』の回はこちら。懐かしい!
https://cinemastudio28.tokyo/happyhourfromkyoto_004
新年最初の日記がこんなライトめで良いのかな?と思いつつ、ま、いっか!と更新。今年は書く私は軽く書けて、読む方々はサクッと読めるよう、文字数上限決めて短く日記を書くつもり。新年の誓い。
Cinema Studio 28 Tokyo 3周年

Cinema Studio 28 Tokyoは、インターネットを漂う、
東京にあるらしい、あるかもしれない映画館
12月28日、映画の誕生日に生まれたCinema Studio 28 Tokyoは3周年を迎えました。
今年はとにかく主宰である私が、映画館に行く時間はおろか、
睡眠や栄養摂取の時間確保も危うい慌ただしさで、一息ついたら季節は冬。
頭の片隅にメモしていた観たい映画の公開日を調べたら、
映画館ではなく、Netflix配信だった!ということが続き、
映画って何なんだろう、と狐につままれた気分を味わっている現在です。
なんとなく自然に「これは映画館で観よう」「これは配信で観よう」と
自分の中に振り分け基準が出来上がりつつある昨今、
Cinema Studio 28 Tokyo、これからどんな場所にしようかな、と思案しています。
あまり更新されないサイトに日々遊びに来てくださった皆さま、
ご来場ありがとうございました。
4年目も引き続き、あなたの好きな映画について、
珈琲片手におしゃべりする気分で、遊びに来ていただければ嬉しいです。
東京オリンピック

国立映画アーカイブのオリンピック映画特集、最終日。市川崑『東京オリンピック』を観る。
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/olympic201910/#ex-36868
確か早稲田松竹で一度観たことがあり、その時も少し眠ったけれど、今回も休憩明けの柔道パートで少し眠った。つまらないわけではない。ちゃんと観たオリンピック記録映画はレニ・リーフェンシュタール『民族の祭典』『美の祭典』と、『東京オリンピック』だけで、同時代を体験していない私が観て、ダイジェストながらも競技そのものの面白さが伝わるのは『民族の祭典』『美の祭典』のほうだと思った。
それでも『東京オリンピック』の女子バレーボール決勝のマッチポイントでは、え!と思わず声をあげる。同時代に会場やテレビで観た人々はさぞかし熱狂しただろうな。『いだてん』の最終回では競技はほぼ描かれなかったから、『東京オリンピック』を観終わり、ようやく『いだてん』が完結した。
競技よりも俄然、開会式で選手が着用するユニフォームのデザインや、観客席や沿道の人々の装いや表情、東京の街が記録されていることに興奮する。マラソンが札幌で開催されることを哀しく思う都民のひとりだけれど、『東京オリンピック』を観て、哀しみが増した。マラソン選手の周囲に映る街並みが、東京オリンピックなのに東京じゃないなんて。
そして市川崑らしい構図でグラフィカルに切り取られる東京にうっとりするにつれ、次のオリンピックは河瀬直美が記録するのだ!という事実に、あらためて墨を飲む気分。直前で黒澤明から市川崑に変わったように、マラソンだって直前に東京から札幌に変わったように、今からでも河瀬直美から誰かに変わらないかしら、ってどの方角に向かって願えば良いですか。
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